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イオンシネマ、全劇場に自動検温システム導入へ

検温のイメージ
検温のイメージ

 イオンシネマ92劇場を展開するイオンエンターテイメントが、新型コロナウイルス感染拡大の予防として自動検温システム「SenseThunder-Mini(センス・サンダー・ミニ)」をイオンシネマ全劇場に5月28日から順次導入することを発表した。

 同システムは、劇場のロビー入口に設置した小型端末がAI技術と赤外線カメラを使って対象者の体温を0.5秒で測定するというもの。1.2メートル離れていても、動いていても測定可能で、測定結果は数値とカラー(グリーン=体温正常、レッド=体温異常)で可視化される。来館者自身が端末に表示される数値とカラー表示で体温を確認することもでき、スタッフによる検温よりもソーシャルディスタンスを確保できるようになる。

 なお、イオンシネマではすべての来館者に検温のお願いをしており、入口が複数ある劇場ではスタッフによる検温も併用。「検温の結果、37.5℃以上のお客さまのご入場はお断りさせていただきます」としている。

 政府の緊急事態宣言に伴い、4月18日から臨時休業していたイオンシネマ。政府の緩和指針に基づく各自治体の感染防止措置内容の変更を受けて、5月18日から27劇場、5月22日から38劇場で営業を再開し、5月29日からは21劇場が再開する。すでに営業再開した劇場に続き、現在休業中の劇場でも営業再開と同時に自動検温システムを稼働させる予定だという。(編集部・吉田唯)

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