「エール」歌手デビューした藤丸を演じているのは?井上希美に注目!
現在放送中のNHK連続テレビ小説「エール」で「船頭可愛いや」を歌う歌手・藤丸を演じる女優の井上希美(いのうえのぞみ)に注目してみたい。
「エール」は作曲家・古山裕一(窪田正孝)と音(二階堂ふみ)の物語。昭和の激動の時代を舞台に、音楽とともに生きた夫婦の姿が描かれる。
第10週では、木枯(野田洋次郎)のヒット曲「酒は涙か溜息か」を作詞した高梨一太郎(ノゾエ征爾)が、裕一が鉄男(中村蒼)とともに作った「福島行進曲」を聞き、自分が作詞した「船頭可愛いや」に曲をつけてほしいと依頼しにくる。そして裕一が作曲した楽曲を歌うことになったのが、歌手の藤丸だ。彼女はげた屋の娘だが、芸者として歌手デビューすることになり、久志(山崎育三郎)に密かに惚れている、という役どころ。
藤丸を演じている井上は1992年生まれの注目女優で、学生時代には得意の朗読でNHK杯全国高校放送コンテストで県大会優勝した実績を誇る。その後に入団した劇団四季では「ジーザス・クライスト=スーパースター」「サウンド・オブ・ミュージック」などの話題作に出演したほか、「ガンバの大冒険」では潮路、「美女と野獣」ではベルを演じるなど大役を担った。2017年に劇団四季を退団した後は、ドラマ「やすらぎの刻~道」などに出演。今回が初の朝ドラ出演となった。
出演発表時には「私が演じさせていただく藤丸にとって、音楽は救いであり、生き甲斐であり、苦しみでもあります。ですが、どんな時でも前向きに、自分らしく生きている藤丸から、私は日々の彩りと生きる力をもらっています。『エール』と藤丸に私を導いてくださった皆様、ありがとうございます! ちょっと、いや、随分と『個性的』な役ですが、ひたむきに、精一杯藤丸を生きてまいりますので、どうぞ、温かく見守っていただけたら幸いです」と意気込みをコメントしていた。
「エール」には数々の実力派キャストが登場して歌声を披露しており、井上のパフォーマンスにも注目だ。そして久志への恋心は実るのか? 物語の行方に期待が高まる。(編集部・大内啓輔)
連続テレビ小説「エール」は毎週月曜~土曜あさ8時よりNHK総合ほかにて放送中(土曜は1週間振り返り)