森崎ウィン主演ドラマ「本気のしるし」劇場版公開決定!カンヌに選出
2019年10月期にメ~テレで放送された連続ドラマ「本気のしるし」を再編集した劇場版が10月9日に公開決定。併せて、第73回カンヌ国際映画祭「オフィシャルセレクション2020」に選出されたことが日本時間4日、明らかになった。原作は星里もちるの同名漫画。中小商社に勤める会社員が一人の女性と出会ったことから負のループに陥っていくストーリーで、主演を森崎ウィン、監督を『淵に立つ』『よこがお』などの深田晃司が務めた。
メ~テレの深夜枠(月曜24:54~)で放送されたドラマ版は、職場の先輩と後輩を二股にかけている会社員・一路が、薄幸なオーラをまとった葉山浮世と出会ったことから破滅の道を進んでいくドロドロの愛憎劇。追い込まれるとその場限りの嘘をつき、お金や人間関係、すべてに無責任な言動をとるヒロインの浮世に映画『去年の冬、きみと別れ』、ドラマ「3年A組 -今から皆さんは、人質です-」などの土村芳がふんするほか、共演に宇野祥平、石橋けい、福永朱梨、忍成修吾、北村有起哉ら。
ドラマを再編集した劇場版は、昨今の情勢に合わせて新設された「Official Selection 2020(オフィシャルセレクション2020)」に選出。選出された作品は、連携する各国映画祭での上映が計画されている。
深田監督は、『淵に立つ』で第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門で準グランプリに相当する審査員賞を受賞。本作では、初めてコミックの映画化に挑んだ作品で、カンヌ選出に「ただただ驚いています。共感度0.1%と銘打たれた4時間に及ぶ物語の0.1%がフランスまで届いたのは、俳優・スタッフの尽力、まさに「本気のしるし」に他なりません。これを機に辻くんと浮世さんのグズグズな恋愛が世界中で愛されることを願っています。星里先生、やりました!」と感無量の様子。
関わってはいけない、と知りながら浮世から離れられず翻弄される主人公がはまり役だった森崎も「ドラマとしてスタートしたこの作品が劇場版として、こんな歴史ある映画祭に選ばれたことを誇りに思います。純粋に嬉しいです! ありがとうございます。これをモチベーションに日々精進して参ります」と喜びのコメントを寄せている。(編集部・石井百合子)
映画『本気のしるし 劇場版』は10月9日よりシネ・リーブル池袋全国順次公開