イタリアのウディネ映画祭、日本から『ヲタクに恋は難しい』『ひとよ』など
第22回ウディネ・ファーイースト映画祭のラインナップが4日、発表された。日本からは高畑充希と山崎賢人が共演した『ヲタクに恋は難しい』、佐藤健が主演した『ひとよ』などが出品される。
北イタリアにあるウディネで毎年4月下旬に行われる同映画祭では、イタリアであまり観る機会のない東アジアや東南アジア各国の映画を上映。一般大衆が楽しめる娯楽作が中心で、昨年は『翔んで埼玉』がインターネット投票による観客賞=マイ・ムービーズ賞を受賞し、盛り上がった。今年は新型コロナウイルスの影響で時期を6月26日から7月4日までとし、オンラインでの開催となる。
コンペティション部門には日本から『#ハンド全力』『喜劇 愛妻物語』『猿楽町で会いましょう』『ダンスウィズミー』『お嬢ちゃん』『甘いお酒でうがい』『ひとよ』『ロマンスドール』『ヲタクに恋は難しい』が出品。特別招待作品として大林宣彦監督の遺作『海辺の映画館-キネマの玉手箱』や、森達也監督のドキュメンタリー映画『i-新聞記者ドキュメント-』が上映されるほか、渡辺紘文監督の特集上映も行われる。
オープニング作品はイ・ビョンホンとハ・ジョンウが共演した韓国の『白頭山』。映画祭の代表サブリナ・バラチェッティ氏は「アジア各国で映画館が一時閉鎖され、新作の公開時期も延期続きとなる中、それでもウディネをワールド・プレミアの上映に選んでいただいた作品も多く、心から感謝しています」とコメントしている。(編集部・中山雄一朗)