河瀬直美『朝が来る』10月23日公開!CANNES 2020に選出
永作博美と井浦新が河瀬直美監督の映画『朝が来る』の公開日が10月23日に決まった。同作はカンヌ国際映画祭公式作品「CANNES 2020」に選出された。
直木賞作家・辻村深月の小説を実写化した本作。特別養子縁組で男の子を家族に迎えて幸せな日々を送っていた夫婦のもとに、産みの母を名乗る女性が「子どもを返してほしいんです。それがダメならお金をください」と電話をかけてくる。共演は蒔田彩珠、浅田美代子らで、主題歌をボーカルユニットのC&Kが担当している。
新型コロナウイルスの影響で今年の映画祭の通常開催を断念したカンヌは、部門の区別をせずに「CANNES 2020」として56作品を選出しており、その中の1本として『朝が来る』が選ばれた。河瀬監督は「『CANNES 2020』のレーベルという称号をいただけたことを誇りにして、これを機に、より多くの人々へこの映画を贈ります。皆んなに早く逢いたいよ。登場人物たちも、そう願っている。明けない夜はないのだから」とコメントを発表している。
永作は「CANNES 2020」の報に接し「目の前の悶々とした空気をかき分け存在を示したカンヌ映画祭……。前に進めと軽やかな風を流し込んでもらったような知らせでした」と話し、井浦「『CANNES 2020』のレーベルに選出され、世界中の人々と出逢う機会をいただけたことは、大変嬉しく光栄の至りです」と喜びを語っている。(編集部・海江田宗)