『ミッドサマー』監督、新作は4時間に及ぶ“悪夢のコメディー”
映画『へレディタリー/継承』『ミッドサマー』のメガホンを取った鬼才アリ・アスター監督が、新作は4時間に及ぶ“悪夢のコメディー”になると、カリフォルニア大学サンタバーバラ校の学生とのインタビューで明かした。
長編デビュー作『へレディタリー/継承』は現代ホラーの頂点とも評され、続く『ミッドサマー』ではスウェーデンの奥地を訪れた学生に襲いかかる悪夢を活写したアスター監督。すでに次回作の準備に取り掛かっており、学生とのインタビューで「悪夢の(ナイトメア)コメディー」と表現。すでに脚本の草稿を書き上げており、「上映時間は4時間になると思う。17歳以下は鑑賞禁止かな」とも語っている。
ジャンルに囚われない独自のスタイルを築いてきたアスター監督は、今年1月に来日した際「次回作はダークコメディーに挑戦したい」とシネマトゥデイのインタビューで語っていた。また、長編2作品共にアスター監督の実体験から着想を得ており、次回作についても「私が体験したことや感情に基づくと思いますし、『ミッドサマー』と同じくパーソナルな作品になると思います」と明言している。
アスター監督はこの他、チャン・ジュヌァン監督が手掛けた韓国映画『地球を守れ!』のハリウッド版でプロデューサーを務める予定だ。(編集部・倉本拓弥)