涙が止まらない…「エール」父・安隆との再会に感動の声
連続テレビ小説「エール」(月~土、NHK総合・午前8時~ほか)の57回が16日に放送。その切なくも温かいストーリーに、SNSを中心に視聴者から「号泣した」という声が続出し、大きな反響を呼んでいる(以下、ストーリーに触れています)。
「エール」は、作曲家の古山裕一(窪田正孝)と音(二階堂ふみ)の夫婦が、昭和の時代を音楽とともに生きる姿を描く物語。現在放送中の第12週では、それぞれの愛のかたちを描いた3つのアナザーストーリーがオムニバス形式で展開する。
15日と16日にわたって描かれた「父、帰る」(第56・57回)では、音たちの亡き父・安隆(光石研)があの世の宝くじに当選し、1泊2日で地上に帰る権利をもらえることになった。10年ぶりに地上に戻った安隆は、1日目は裕一と音のいる東京の古山家に、2日目は妻の光子(薬師丸ひろ子)と三女の梅(森七菜)が暮らす豊橋の関内家を訪れた。
1日目、あの世からやってきた安隆のことをすんなりと受け入れ、父と久しぶりのひとときを過ごす音。裕一の作曲家としての成功や家族の話をするなか、裕一が帰宅する。姿が見えないために音が安隆に買ってきた団子を食べようとするなど、ほっこりする展開に。安隆はそんな裕一の素直で誠実なところを確認し、音の現在に安心するのだった。別れ際、かつて裕一が作曲し、梅が詩を書き、音が歌った思い出の曲が静かに流れると、視聴者から「涙が止まらない」「号泣した」などの声が寄せられた。
そして、安隆が地上で過ごす2日目はさらなる感動を呼ぶことに。視聴者からは、再会した光子と安隆が言葉を交わす姿に涙を誘われたという声や、さまざまな感情が去来する光子の表情を表現する薬師丸の演技を称賛する声などが続々とあがった。そして、小説家を目指すも壁にぶつかっている梅へ安隆が送ったメッセージや、安隆と馬具職人の岩城(吉原光夫)が文字だけで思いを伝えあう心憎い演出など、さまざまな言葉や思いが視聴者の心に深い余韻を残すことになった。
17日放送の「古本屋の恋」(第58回)では、喫茶「バンブー」の店主である梶取保(野間口徹)と恵(仲里依紗)の夫婦のなれ初めが描かれる。(編集部・大内啓輔)