深川麻衣、中村倫也主演『水曜日が消えた』で物語の鍵にぎる図書館司書役
19日に初日を迎えた中村倫也主演の映画『水曜日が消えた』。女優・深川麻衣が図書館司書役で出演している。
『スクラップ スクラッパー』などの吉野耕平が監督・脚本・VFXを担当した本作は、曜日ごとに人格が入れ替わる青年の姿を、7人の人格の中で最も地味でつまらない火曜日の人格の視点で描いた異色ドラマ。思考や性格はバラバラ。それでも各曜日の名前で呼び合いながら平穏な毎日を過ごしていたが、ある日の朝、目を覚ました火曜日が水曜日がいなくなっていることに気づく……。
2018年に主演作『パンとバスと2度目のハツコイ』で第10回TAMA映画賞の最優秀新進女優賞に輝いた深川は、物語の鍵をにぎる図書館司書の瑞野を演じている。予告編で瑞野は「ほかの日も会えませんか？」と普通の人には嬉しい言葉だが、曜日ごとに人格が替わる青年にとっては不穏な問いかけをしている。
キャスト発表時、深川は「初めて脚本をいただいた時、これを映像でどうやって表現するんだろう?? と、今まで触れたことのない新しい世界観にドキドキと想像を膨らましながら読んだのを覚えています」と作品についてコメント。
「人間ドラマであり、ファンタジーでもあり、ミステリーでもあり、SFのようでもあり。吉野監督が生み出すあたたかい世界と映像美、そして圧倒される中村倫也さんの1人7役。撮影期間はあっという間でしたが、この作品に瑞野として参加することができてとても嬉しかったです」と語っていた。
1991年3月29日生まれ、29歳の深川はアイドルグループ乃木坂46の初期メンバーとして活躍した。女優業に専念するべく2016年にグループを卒業して以降、舞台「スキップ」、NHKの連続テレビ小説「まんぷく」、阿部寛主演のドラマ「まだ結婚できない男」（カンテレ／フジテレビ系）、映画『愛がなんだ』『空母いぶき』など数々の作品に出演している。（編集部・海江田宗）
映画『水曜日が消えた』は公開中