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「エール」山崎育三郎、盟友・古川雄大との共演はアドリブ満載

どんな「奇想天外なシーン」が!?
どんな「奇想天外なシーン」が!? - 画像提供:NHK

 連続テレビ小説「エール」(月~土、NHK総合・午前8時~ほか)で、古山裕一(窪田正孝)の幼なじみの佐藤久志を演じている山崎育三郎。自身の役どころや窪田たちとの撮影裏でのエピソード、そしてミュージカル界の盟友である古川雄大との共演について語った。

山崎育三郎&古川雄大が激突!第13週の場面カット

 「エール」は、作曲家である裕一とその妻・音(二階堂ふみ)が昭和の時代を音楽とともに生きる姿を描く物語。第13週では、久志が東京の音楽学校を卒業後も、オペラ歌手としてデビューできていないことが明らかになった。そんななか裕一が作詞家を目指す鉄男(中村蒼)とともに「福島三羽ガラス」として売り出すのも夢じゃない、と力強く語る姿が印象を残した。

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 久志にとって裕一と鉄男はどのような存在なのか? 山崎は「久志は、特に音楽の才能に敏感です。裕一の才能をいち早く見抜いたのも久志ですし、それをどうにか形にしたいと願ってもいる。裕一は久志にとって気になって仕方ない弟のような存在ですね。ですが、実は久志が裕一に助けられている部分もあって……。2人は、全く違うタイプだからこそ、補い刺激し合える仲なんです。鉄男に関しても、まず彼の作詞家としてのセンスにひかれています。そして、鉄男の男らしさ、真っすぐさといった、自分にはない部分にも一目置いているんです」と分析。

 「何より久志は、この2人となら何でも言い合える。ついついカッコつけてしまう久志ですが、裕一と鉄男の前だけは自分を解放して、本来の自分でいられるんです。そういう意味で、福島三羽ガラスの3人は“親友”です」

エール 山崎育三郎
画像提供:NHK

 そんな裕一と鉄男を演じる2人とは、撮影の合間もずっと3人で話をするほどの仲の良さだという。「『これからエールをどうやって盛り上げていこうか』といった話をする時もありますし、僕が2人にミュージカルに関する話をする時もあります。最近よく話題に上るのは、窪田くんのお弁当。彼は食に対してとてもストイックで、毎日必ずお弁当を持ってきているんです。しかも、体のことを考えたおかずばかり。窪田くんの食に関する話を、僕と蒼くんが興味津々で聞いているということが多いですね」と明かす。

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 久志にスポットライトが当たる第13週では、これまで語られなかった子ども時代も描かれることになる。子ども時代の久志(山口太幹)は、大人顔負けの口達者ぶりで、達観したところもある少年だったが、山崎いわく「両親が離婚したため、実の母親と離れ離れにならざるを得なかったという、彼の悲しい過去が明らかになるんです。そして、そんな久志を救ったのが音楽だということも。13週は、やがて音楽の道を志すことになる久志の原点が垣間見える週でもあります」とのこと。

 「『こんな過去があったからこそ、久志は常に明るいんだ』と思えるエピソードで、僕も台本を読みながらちょっと泣けましたね。人は、辛い経験を通じて人の痛みを知るからこそ強くなれるはずです。久志の達観した考え方や常に冷静でいられる強さは、彼にこんな辛く悲しい過去があったからこそ。僕自身、久志をただのキザな奴としてだけでは終わりたくないと思っていただけに、久志の人間的な部分を視聴者の皆さんにも感じてもらえる機会を得て、とてもうれしいです」

 そして、新人歌手オーディションで久志は、かつて音に歌を教えていた御手洗清太郎と火花を散らすことに。山崎は「御手洗役の古川雄大くんは、ミュージカル界でともに頑張ってきた仲間です。プライベートも含めて長い付き合いがあるので、今回も、2人であれこれ相談しながら収録に臨みました。ぜひ観ていただきたいのは、久志と御手洗が発声練習をする場面ですね。僕たちもアイデアを出しながら収録したシーンなんです」と見どころを語る。

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 「久志と御手洗は、最初別々の部屋で発声練習をしているのですが、そのうち相手の声がしてきて、発声しながら近寄っていく。最後には、まるで剣を構えた侍が対峙するように、両者見合いながら発声を続けるという奇想天外なシーンになっています!」と語る山崎。「実は久志と御手洗がにらみ合う場面は、古川くんとアドリブを交えながら演じている部分が多いんです。ミュージカルならではの立ち振る舞いを生かすことで、久志と御手洗の個性のぶつかり合いを、より面白い形で表現できたのではないかと思っています。ぜひ観ていただきたいですね」とアピールしている。(編集部・大内啓輔)

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