ジョエル・シューマカー監督死去 『バットマン フォーエヴァー』『オペラ座の怪人』など
映画『バットマン フォーエヴァー』『オペラ座の怪人』などを手掛けたジョエル・シューマカー監督が、現地時間22日、ガンのためアメリカ・ニューヨークの病院で亡くなったと、The Hollywood Reporter ほか各メディアが報じた。80歳だった。
シューマカー監督は、1939年ニューヨーク州生まれ。パーソンズ美術大学でデザインを学んだ後、映画業界に入ることを決意。『シーラ号の謎』(1973)で衣装デザイン、『スパークル』(1976)や『ウィズ』(1978)などで脚本を務めた後、SFコメディー『縮みゆく女』(1981)で初監督を務めた。
『ロストボーイ』(1987)、『フラットライナーズ』(1990)、『フォーリング・ダウン』(1993)などを手掛けたシューマカー監督は、1995年にDCヒーロー・バットマンを描く『バットマン フォーエヴァー』を発表。ヴァル・キルマーをバットマン役に迎えたほか、トミー・リー・ジョーンズ、ジム・キャリー、ニコール・キッドマンらを起用し、大ヒットを記録した。シューマカー監督は、1997年公開の『バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲』のメガホンも取った。
2000年代も、ジェラルド・バトラー主演の『オペラ座の怪人』(2004)をはじめ、『フォーン・ブース』(2002)、『ヴェロニカ・ゲリン』(2003)、『ブレイクアウト』(2011)などを手掛けたシューマカー監督。2013年には人気ドラマ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」のエピソード監督にも名を連ねている。(編集部・倉本拓弥)