中川大志、映画館の良さ「忘れないで」ソニックと感染予防
23日、映画『ソニック・ザ・ムービー』の日本語吹き替え版声優を務める俳優・中川大志が、TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた、劇場における新型ウィルスの感染予防対策を体験する「コロナに負けるナ!感染予防対策デモンストレーション」イベントに出席し、映画館の魅力を語った。
セガの人気ゲームキャラクターをハリウッドで映画化した本作は、青い音速のハリネズミ・ソニックが、相棒の保安官と共に、彼の力を狙う悪の天才科学者ドクター・ロボトニック(ジム・キャリー)に立ち向かう様を描くアドベンチャームービー。ソニックの声を担当する中川は、ロボトニック役の山寺宏一と声の共演を果たしている。
中川はこの日、26日に迫った映画の公開に先駆け、ソニックと共に映画館の新型コロナウイルス感染予防対策を体験。マスクの着用、手指消毒の徹底、エントランスでの体温測定や、ソーシャルディスタンスを保った座席など、自ら対策を実践し、久々の映画館の雰囲気を味わった。
本作も新型コロナウイルスの影響で公開が延期されていたことから「いよいよ公開。長かったですね。いろんなところで、いつ公開するのと言われてきたんです」と笑顔を見せた中川は、劇場内での万全な換気対策の説明にも真剣に耳を傾けると、「ご来場される皆さんが、安心して映画に集中できるのことが大事。僕も感染予防対策を実際に体験させてもらって、万全だなと思いました。これでまた、皆さんが安心して映画館に来られるようになれば」と感想を述べる。
さらに「久々に映画館に来た」と感慨深げな中川は「今までは、いつでも行けるのが当たり前だった。それが、映画館に足を運べない時期が続いてしまった。こうして映画館で大きなスクリーンを前にして、やっぱり、ここで迫力のある音で観たいなってあらためて思います。非日常を演出してくれるのが映画館の醍醐味。皆さんにも、劇場の良さを忘れないでもらいたいです」と映画館の魅力をアピールしていた。
外出自粛中は「現場を離れて、家ですごす時間が長かったです。ずっとやらなきゃと思ってやれていなかった掃除とか、片付けがたくさんあったのでそういうのをやったり、これまで時間がなくて始められなかった英語の勉強をしたり。あとはオンラインで友達とゲームしたり、ジムのトレーナーさんとオンラインでトレーニングをしたり」と紹介。英語の上達具合について「今はノーコメントです」と照れ笑いを見せる一幕もあった。
またこの日は、自身が演じたソニックの誕生日。14日に中川も22歳の誕生日を迎えたことから、2人を祝福するソニックを形どったフラワーアレンジメントがプレゼントされた。この花たちは、新型コロナの影響で捨てられる予定だった花を活用して作られたもので、中川は「こういう形でアレンジされたお花を見てテンション上がっています。素敵です」と感謝の気持ちを述べていた。(取材・文:名鹿祥史)
映画『ソニック・ザ・ムービー』は6月26日より全国公開