本田翼、新田真剣佑、前田敦子ら出演 秋元康企画・原案のSPドラマ「リモートで殺される」26日放送
日本テレビでは7月26日、本田翼、新田真剣佑、柄本時生、早乙女太一、前野朋哉、齋藤飛鳥、前田敦子らが出演するスペシャルドラマ「リモートで殺される」を放送する(よる10時30分~11時25分)。緊急事態宣言による自粛期間の最中に高校時代の同級生6人のリモートでの会話を中心にしたミステリーで、企画・原案は、AKB48グループや坂道シリーズのプロデューサーでドラマ「あなたの番です」などのヒットドラマを生んできた秋元康。監督を、映画『リング』『スマホを落としただけなのに』シリーズなどの中田秀夫が務める。
リモートで集まったのは、WEBデザイナーの絵里(本田翼)、ゲーム会社システム・エンジニアの優作(新田真剣佑)、漫画喫茶店員の太(柄本時生)、大手自動車メーカーの透(早乙女太一)、建設会社勤務の淳二(前野朋哉)、化粧品会社研究者の佳代子(前田敦子)。高校時代に自殺した同級生・由美子(齋藤飛鳥)の真相、刑事が行方を捜していた矢先に「部屋から出火し、焼死体が出た」と報道された友人・一馬の一件を探るうちに、連続殺人に巻き込まれていく。
プロデューサーの植野浩之いわく、本作は緊急事態宣言の最中、秋元康とリモートで会議をするなかで「その人の背景に映る意外なものや逆にどういう状況で会話をしているのかわからないという感じが怖くない? という会話の中から、この企画が立ち上がってきました」という。
本田は「緊急事態宣言あけのドラマ撮影はこれが初めて」、新田は「本読みから本編に使う映像を撮ったり、はじめての試みでの撮影が多いのでどのような環境で撮影をするのかとても楽しみ」、前田は「リモートでの会話劇になるため、それぞれ1人ずつの撮影が大半なので、キャストの皆さんと集まる貴重な1日が楽しみ」と話す。
なお、放送終了直後、動画配信サイトHuluでは新たな撮影シーンを加え、リモート画面の向こう側で起きた事件の詳細を描く「殺人の裏側編」を配信する。キャスト&スタッフのコメントは以下の通り。(編集部・石井百合子)
本田翼(野島絵里役)
台本を読ませていただいて、いま世の中で多くの方が行っている「リモート」に、サスペンスが絡み合っていて、日常の中に起こるかもしれない非日常的な出来事の設定がとても興味深いと思いました。物語のなかでは描かない伏線になる裏設定がたくさんあり、随所に散らばってますのでドラマを観ながら見付けて頂きたいです。緊急事態宣言あけのドラマ撮影はこれが初めてですが、個性豊かな同世代のキャストのみなさんとの撮影になり楽しみです。新しい時代が来ていると感じる今、ピタッとはまるドラマになっているので是非ご覧いただけたらと思います。宜しくお願いします。
新田真剣佑(野村優作役)
今回は、本読みから本編に使う映像を撮ったり、はじめての試みでの撮影が多いのでどのような環境で撮影をするのかとても楽しみにしています。初めてご一緒する前野さん、前田さん、齋藤さん、再共演となる本田さん、そしてプライベートでお世話になっている柄本さん、早乙女さんとの共演なので本読みからとても楽しい現場です。皆さんに楽しんでいただけるよう、全力で頑張ります。
柄本時生(藤原太役)
中田秀夫監督とご一緒できるというのが嬉しいです。あまり聞いたことのない演出なので、楽しんで演じさせて頂きたいと思います。(共演者の方は)仕事でご一緒してる方が結構多いので、現場の空気を感じながら、楽しめればと思います。リモートのサスペンスのドラマというのは思い切ったことをするなと思いました。なかなか見ないものになると思うので、頑張りたいです。
早乙女太一(井上透役)
リモートドラマもミステリーも初めてなので、参加できて嬉しく思います。僕が初めて見たホラー映画が子供の頃に見た「リング」でした。その監督とご一緒できて光栄です。本読みもリモートで行った為、今までにない取り組み方で、会話の仕方や空気感に手こずりましたが、出来る限り頑張りたいと思います。共演者の時生くんとはしょっちゅう遊ぶ友達なのですが、久し振りに仕事の現場で一緒になるので、とても楽しみです。新たな試みだらけですが、精一杯取り組みたいと思います。
前野朋哉(北川淳二役)
同郷である中田監督との現場はとても楽しみです!台本はとてもスリリングでした。緊急事態宣言後の世界が描かれておりタイムリーですし、撮り方や、演出など、中田監督がどう表現されていくかも見所だと思います。共演者の中では僕が一番歳上なので、できるだけフレッシュに挑みたいですっ!目の前で起こる様々な出来事に皆さんが驚いたり、閃いたり、恐怖を感じたり……、楽しんで貰えるよう、こちらも楽しんで撮影したいです! 是非ご期待下さい!
齋藤飛鳥(田村由美子役)
これまでは乃木坂46のメンバーと一緒に出演するドラマが多かったのですが、今回の「リモートで殺される」はメンバーがいないので、とても緊張しています。中田監督の作品も観ていましたし、(中田監督作品に出演した)メンバーの白石麻衣から監督のお話も聞いていたのでお会いするのが楽しみでした!共演者の方も本田翼さん、前田敦子さんをはじめ皆さんフランクに接して下さり、温かい現場でとても安心しています。私が演じる田村由美子は、今までに演じたことのない役柄ですが、あまり構えすぎず、ナチュラルに演じられたら良いなと思っております!
前田敦子(松園佳代子役)
中田監督をはじめとする皆さんと新たな挑戦ができる事が楽しみですし、秋元先生とご一緒させていただくのも久しぶりなので、参加させていただけたことが嬉しいです。新しいぞくぞく感を味わっていただける予感がします。リモートでの会話劇になるため、それぞれ1人ずつの撮影が大半なので、キャストの皆さんと集まる貴重な1日が楽しみでもあります。ミステリーの世界を楽しんでいただけるよう精一杯努めさせていただきたいです。
企画・原案:秋元康
Stay homeの間、ずっと、リモート会議をしていました。夜、仕事部屋で一人、パソコンに向かって喋る自分の姿が、窓ガラスに映っているのを見て、奇異に感じました。僕は本当に誰かと話しているのだろうか? なぜか、急に怖くなりました。恐怖の正体は、ネットだけで繋がっている“頼りなさ”かもしれません。リモート会議中、パソコンの画面の中のスタッフの向こう側が気になります。誰かの声や、一瞬見えた人影や、映り込んだ得体の知れないもの、いつもと違う表情……。カメラで切り取られた向こう側の世界は想像を掻き立てます。恐怖は日常の中にあるんです。高校の同級生たちとのリモート会話の中で、“何かいつもと違う”感じが恐怖を煽ります。リモートで誰かと会話をしている時、よ~く、画面を見てください。何か変なものか映っていませんか?いや、あるいは、向こうでも言っているかもしれません。あなたの背後にて何か映っていると……。
中田秀夫監督
いま僕も基本的に仕事でリモート会議をしているんですが、自粛期間中、実際にオンラインでの同窓会を楽しまれた方も多いと思います。日常的なリラックスした中で部屋には一人きり、そこに魔の手が忍び寄っていくという秋元康さんがお考えになった構想を、絶対起きないことではないという恐怖感、ミステリー感、ホラー感と、この3つを外連味たっぷりで描ければと思っています。出演者がバラエティーに富んでいてとても華があり、それぞれ普段は、主演もやっていらっしゃる方々なので、その彼らの「演技バトル」を存分にお楽しみいただければと思います