虹プロだけじゃない!海外のオーディション番組4選
多くの人を魅了したオーディションプロジェクト「Nizi Project」が、熱狂のうちに幕を閉じた。これまでにも、ワン・ダイレクションを生み出した「Xファクター」、ポール・ポッツ、スーザン・ボイルが一躍スターとなった「ブリテンズ・ゴット・タレント」など、海外には世界的スターを発掘したオーディション番組がたくさん。ここでは、最近注目を浴びている海外のオーディション番組を紹介したい。(編集部・梅山富美子)
「リズム+フロー」(2019)
「リズム+フロー」(Netflix)は、未来のスーパースターを夢見るラッパーたちが競い合う番組。参加者は、3週間と短い期間のなかで、白熱のラップバトルや楽曲・ミュージックビデオ制作など課題に挑む。審査員は、T.I.、カーディ・B、チャンス・ザ・ラッパーのほか、ゲストとして人気アーティストが出演。彼らが、「売れるアーティストになれるのか」と参加者を赤裸々に評価していく。シーズン1が好評を博し、2021年にシーズン2が配信される予定だ。
「I-LAND」(2020)
「I-LAND」は、BTSの所属事務所 Big Hit と CJ ENM による超大型プロジェクトで、次世代グローバルK-POPアーティスト誕生を目指す観察型リアリティー番組。理想のアイドルを誕生させるために特別に設けられた空間I-LANDで、各国から23人の志願者がデビューを懸けてサバイバルを繰り広げる。3人の日本人が参加しており、SNS上で話題を呼んでいる。日本国内では、ABEMAで日韓同時・独占放送中だ。
「メイキング・ザ・カット ~世界的デザイナーを目指して~」(2020)
12人のデザイナーたちが、ブランドに投資するための優勝賞金100万ドル獲得を目指す「メイキング・ザ・カット~世界的デザイナーを目指して~」(Amazon Prime Video)。パリ、ニューヨーク、そして日本を舞台に、課題に合わせたショーが行われ、ショー毎に勝った服がAmazonストアで販売されるというAmazonならではのシステムを取り入れている。ハイディ・クルム、ナオミ・キャンベルといったスーパーモデルやデザイナーたちによる辛口な評価も醍醐味の一つ。
「ザ・ヴォイス」(2010~)
オランダ発の歌のオーディション番組。世界各国で放送されており、最大の特徴は、最初の審査が歌の実力だけで判断されるというブラインドオーディションであるということ。参加者に背を向けた審査員は、コーチになりたいと思った場合のみ、椅子を回転させて候補者と対面する。見込みのある参加者に対して、複数人の審査員がコーチになりたいと取り合いになるパターンも。イギリス版では、大御所トム・ジョーンズが審査員に名を連ねている。なお、日本では、YouTubeの公式チャンネルでオーディションの一部を見ることができる。