メル・ギブソン&ショーン・ペン共演 驚きの実話描く『博士と狂人』10月公開
メル・ギブソンとショーン・ペンが共演する実話に基づく映画『博士と狂人』が、10月16日より公開されることが決定した。41万語以上の収録語数を誇る「オックスフォード英語大辞典」の内幕をつづったノンフィクション小説に基づくストーリーで、ギブソンが貧しい家に生まれ学士号を持たない学者マレーに、ペンがエリートながら精神を病んだアメリカ人の元軍医マイナーにふんする。
原作は、初版発行まで70年以上の歳月を費やしたという「オックスフォード英語大辞典」の礎を築いた2人の男たちの交流を描いた「博士と狂人ー世界最高の辞書OEDの誕生秘話」 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫) 。辞典づくりを通して固いきずなで結ばれていく2人の天才だが、ある事実が明るみになったことでプロジェクトは暗礁に乗り上げ、時の内務大臣ウィンストン・チャーチルや王室をも巻き込んでいくことになる。
アメリカでベストセラーとなった原作の映画化に20年以上を費やして実現したのが、オスカーに輝いた『ブレイブハート』(1995)をはじめ『パッション』(2004)、『ハクソー・リッジ』(2016)などで監督としても活躍するメル・ギブソン。監督は、ギブソンがメガホンをとった『アポカリプト』(2006)の脚本を手掛けたP.B.シェムラン(ファラド・サフィニア)。
マレー(ギブソン)とマイナー(ペン)を取り巻く面々にイギリスの名バイプレーヤーたちが集結。オックスフォード大学で孤立するマレーを支え続けた言語学者役に、『ナイト ミュージアム』シリーズや『イタリアは呼んでいる』などのスティーヴ・クーガン。『ゲーム・オブ・スローンズ』のマージェリー・タイレル役で知られるナタリー・ドーマー、マイク・リー作品や『おみおくりの作法』などのエディ・マーサンらが出演する。(編集部・石井百合子)
映画『博士と狂人』は10月16日よりヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開