岩井俊二監督の中国映画『チィファの手紙』初日決定 二世代の恋描く予告編公開
『Love Letter』『スワロウテイル』『リリイ・シュシュのすべて』『花とアリス』などの岩井俊二監督が初めて中国でメガホンをとった『チィファの手紙』の初日が9月11日に決定し、新ビジュアル及び予告編が公開された。
【動画】岩井俊二監督×ジョウ・シュン『チィファの手紙』予告編
本作は、今年1月に公開された岩井監督の『ラストレター』と同じく、自身の小説「ラストレター」を原作にした作品。日本版で松たか子が演じたヒロインを、中国四大女優の一人とされるジョウ・シュンが演じる。音楽に、岩井監督と彼がシンガーソングライターのChima、ギタリストの市川和則と組んだアコースティックトリオユニット・ikireが名を連ねる。
予告編は、姉チィナンが亡くなり、その死を告げるため参加した同窓会で、主人公のチィファ(ジョウ・シュン)が中学時代に憧れていたチャン(チン・ハオ)と再会するシーンから始まる。姉のチィナンに思いを寄せていたチャンを回想するチィファ。チャンとの再会により始まった文通が思いもよらぬ広がりを見せ、二つの世代をつないでいく。
新ビジュアルは、主人公チィファの俯いた横顔を写したもの。若き日の姉チィナン(ダン・アンシー)の横顔を捉えたティザービジュアルの対ともいえるイメージで、また違った趣となっている。(編集部・石井百合子)
映画『チィファの手紙』は、9月11日より新宿バルト9他全国公開