日本初の本格スプラッター『死霊の罠』&『死霊の罠2』ブルーレイ一般発売決定
日本初の本格スプラッターとして根強い支持を集める映画『死霊の罠』(1988)と、その続編『死霊の罠2 ヒデキ』(1992)のブルーレイが、9月25日に一般発売されることが決定した。
『死霊の罠』は、『人魚伝説』(1984)、『湯殿山麓呪い村』(1984)の池田敏春監督と、『GONIN』『天使のはらわた』シリーズの脚本家・石井隆がタッグを組んだ日本初の本格スプラッターホラー。“自分の惨殺ビデオ”の謎を追う女性リポーターとその仲間たちが体験する恐怖を描く。1980年代を代表する映画監督が集まって設立されたディレクターズ・カンパニーが、ジャパンホームビデオとともに製作。現在も第一線で活躍する特殊メイクの若狭新一、操演の岸浦秀一らが尽力した容赦のない人体破壊描写は、いまなお国内外で高く評価されている。
その続編として企画された『死霊の罠2』は、『漂流教室』(1987)、『AKIRA』(1988)にも参加した脚本家・橋本以蔵と、Jホラーブームに多大な影響を与えた小中千昭がタッグを組んだ問題作。ドラマ「ふぞろいの林檎たち」の中島唱子が、イメージをかなぐり捨てる体当たり演技を披露し、当時「ずっとあなたが好きだった」の冬彦さん役で大ブレイクした佐野史郎の怪演と火花を散らす。
『死霊の罠』はDVDが廃盤となり中古価格が高騰。『死霊の罠2』はDVD化もされていなかったが、昨年、ブルーレイ化を求めるクラウドファンディングが企画され、見事に目標額を達成。企画終了後にも購入を希望する声が多く寄せられたといい、一般発売が決定した。昨年の「カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2019」での上映を見逃したファンにとっても朗報となりそうだ。(編集部・入倉功一)
映画『死霊の罠』『死霊の罠2 ヒデキ』ブルーレイは9月25日発売 各4,800円+税