群馬・高崎電気館、営業再開!「市川雷蔵祭」実施
群馬県にある映画館・高崎電気館が、7月18日から営業を再開した。
2月5日から改修工事と新型コロナウイルスの感染拡大の影響のため休館していた同劇場。再開にあたっては、「まだ安心できる状況にはなく、お客様ならびに当館スタッフの健康と安全を考慮し、感染予防対策を行って参ります。ご来場いただくお客様にもお願いがございます。何卒ご理解、ご協力のほどお願い申し上げます」と発表している。
当面の間、座席の間隔確保のため、各回の定員数は75名に制限。劇場スタッフはマスクを着用、受付カウンターに飛沫感染防止用のシールドを設置、定期的な共有部の消毒、群馬県興行場法に基づいて常時換気、ひざかけ貸し出しやパンフレット見本設置の休止、金銭・チケットなどの受け渡しの際のトレイ使用、劇場各所に消毒液と感染予防を行っていく。
来場者に対しては、館内および鑑賞中のマスク着用、入館・退館時の手指の消毒、人と人との間隔を空けての館内利用、来館前の検温などをお願いしている。なお、今後状況に応じて対応策の追加・変更、上映内容に変更が生じる場合があるため、公式サイトで確認するように呼び掛けている。
7月は、故・大林宣彦監督を偲んで映画『時をかける少女』、「市川雷蔵祭」で『濡れ髪牡丹』『炎上』が24日まで、『婦系図』『切られ与三郎』『いろは囃子』が25日から31日まで上映される。
8月は、特集「終戦、75年目の夏。」で『ひろしま』『彼らは生きていた』『野火』(塚本晋也監督のオンライントークを予定)、『東京裁判』、「市川雷蔵祭」として『眠狂四郎 人肌蜘蛛』『お嬢吉三』『歌行燈』『陸軍中野学校』『怪盗と判官』『浅太郎鴉』がラインナップされている。
高崎電気館は、1913年に高崎市で初めて開館した常設映画館。2001年に休館したが、2014年に高崎市地域活性化センター「高崎電気館」として再開した。(編集部・梅山富美子)