「ザ・ボーイズ」シーズン3製作が正式決定!
名声に溺れ、腐敗しきったスーパーヒーロー集団が登場する異色ドラマ「ザ・ボーイズ」のシーズン3製作が、現地時間23日に行われた「コミコン@ホーム」パネルディスカッション内で正式発表された。イベント内では、配信前のシーズン2からぶっ飛び本編映像も公開された。
ガース・エニスとダリック・ロバートソンによる同名コミックに基づいた本作は、特殊能力を持たない人間が集まった非公式グループ「ザ・ボーイズ」が、腐敗したスーパーヒーロー集団「セブン」と、彼らを利用する企業ヴォート社に立ち向かうさまを描いた異色ヒーロードラマ。9月4日から、待望のシーズン2が Amazon Prime Video で独占配信される。
パネルの終盤、エグゼクティブ・プロデューサーを務めるセス・ローゲンとエヴァン・ゴールドバーグが登場し、シーズン3の製作を発表。セスは「たくさんのファンがこの作品を視聴してくださり、そして愛してくれました。そのおかげで、シーズン3更新が決まったのです」と笑顔でコメント。配信日は未定で、撮影時期についてもセスが「この10年間のうちに行われるさ」とジョーク混じりに濁している。
「コミコン@ホーム」には、製作総指揮のエリック・クリプキや、カール・アーバン、ジャック・クエイド、福原かれんら主要キャスト10名が出席。来たるシーズン2から、海上を舞台にした本編映像が先行公開された。大量のイルカに追われながら海岸を目指すボーイズ一味と、クジラを海岸に打ち上げ、彼らを待ち構えるヒーロー・ディープ(チェイス・クロフォード)の姿を捉えており、加速したボートがクジラの腹部に突っ込み、大量の血しぶきが飛び散るという、本作らしいぶっ飛んだ映像となっている。
シーズン2について、エリックは「強烈な作品です。前作より混沌として、エモーショナルな内容になるように取り組みました。ザ・ボーイズは逃亡者となり、計画は台無しなってしまいました。一方で「セブン」を率いるホームランダーは、シーズン1よりも厄介な存在で、凶悪な人物となっています」と予告。ホームランダー役のアントニー・スターは、エリックの言葉に納得しながら、満面の笑みを浮かべていた。
全く言葉を発しない謎の女性・キミコを演じる福原は、セリフなしでの演技を「今まで経験したことがない役ですし、役者としては挑戦だと思っています」と表現。シーズン2では、キミコの精神面についてはもちろん、彼女の過去も明らかになると予告した。(編集部・倉本拓弥)
「コミコン@ホーム」は現地時間7月22日から26日までオンライン開催