オリヴィア・デ・ハヴィランドさん、104歳で死去 『風と共に去りぬ』メラニー役など
映画『風と共に去りぬ』(1939)のメラニー・ハミルトン役などで知られる女優オリヴィア・デ・ハヴィランドさんが現地時間26日、老衰のためフランス・パリの自宅で亡くなったと The Hollywood Reporter ほか各メディアが報じた。104歳だった。
オリヴィアさんは、1916年に東京で生まれ、3歳の頃にアメリカ・カリフォルニア州に移り住む。『真夏の夜の夢』(1935)、『ロビンフッドの冒険』(1938)といった作品に出演し、1939年公開の『風と共に去りぬ』でアカデミー賞助演女優賞にノミネート。その後『遥かなる我が子』(1946)と『女相続人』(1949)でアカデミー賞主演女優賞に輝くなど、ハリウッドの黄金期を象徴する大女優として活躍した。
米アカデミーは、オリヴィアさんの訃報を受け、現地時間26日に公式Twitterを更新。「『遥かなる我が子』『女相続人』『風と共に去りぬ』など出演作がたくさんあります。主演女優賞を2度受賞したオリヴィア・デ・ハヴィランドは、ハリウッド黄金期の大黒柱であり、計り知れない才能を持っていました」と故人をしのんだ。
オリヴィアさんの妹は、 2013年に96歳で亡くなったジョーン・フォンテインさん。『断崖』でアカデミー賞主演女優賞を受賞する実力派女優で、映画出演を巡り姉とライバル関係にあったことでも知られている。(編集部・倉本拓弥)