ハリウッドの売春あっせん者を描く映画、監督は『君の名前で僕を呼んで』のルカ・グァダニーノ
ハリウッドの同性愛者たちに売春あっせんをしていたスコッティ・バウアーズを描くタイトル未定の話題作で、映画『君の名前で僕を呼んで』のルカ・グァダニーノ監督がメガホンを取り、セス・ローゲン、エヴァン・ゴールドバーグが脚本を執筆することが決定したと、Deadlineほか複数メディアが報じている。
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サーチライト・ピクチャーズのもと企画が進められている本作は、マット・ターナウアー監督が制作したドキュメンタリー映画『スコッティ・アンド・ザ・シークレット・ヒストリー・オブ・ハリウッド(原題) / Scotty and the Secret History of Hollywood』と、バウアーズの自伝「Full Service: My Adventures in Hollywood and the Secret Sex Lives of the Stars(原題)」を基に、ローゲンとゴールドバーグが脚本を手掛ける。
バウアーズは、第2次世界大戦中は海兵隊員として硫黄島で戦い、退役後は、ハリウッドの同性愛者に売春をあっせんした人物。映画は、そんな彼の1940年代からエイズがまん延する1980年代までを捉えた作品になるようだ。
現在、グァダニーノ監督は、サルヴァトーレ・フェラガモの生涯を追ったドキュメンタリー映画『サルヴァトーレ:シューメイカー・オブ・ドリームズ(原題) / Salvatore: Shoemaker of Dreams』を完成させ、これから歌手ボブ・ディランの1975年のアルバム「血の轍」を基にした長編映画、そして『君の名前で僕を呼んで』の続編を手掛ける予定。 (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)