「東京ワンピースタワー」5年の歴史に幕 尾田栄一郎が感謝のメッセージ
7月31日、人気漫画「ONE PIECE」の世界を舞台にした、港区・東京タワー内のテーマパーク「東京ワンピースタワー」が閉園の日を迎えた。
同施設は、2015年3月13日にオープン。パーク全体が、麦わらの一味が縄張りとする“トンガリ島”という設定で、作品にまつわるアトラクションやライブショー、グッズショップなどを展開。国内外から多くの「ONE PIECE」ファンが集まった。
新型コロナウイルス感染症が拡大するなか、屋内施設ということもあり、満足なサービスの提供が困難として閉園を決定。7月18日から31日までは、「新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」に沿った対策をしたうえで、事前抽選予約(時間入替制)にて期間限定営業を再開していた。
閉園後には、エントランスにて原作者・尾田栄一郎からのメッセージを公開。 同施設の公式YouTubeチャンネルでは、ファンへ感謝を込めたエンディングムービーも配信されている。メッセージ内で尾田は「こんな世界がやってくるって誰が想像したでしょうか」と無念をにじませながら「1つの作品の為にここまでやって貰えるなんてと、僕にとっては、感謝のカタマリです」と感謝。「楽しい空間を5年もの間作っていただき、本当にありがとうございました!!」とつづっている。
8月1日以降も、東京タワー1階の「麦わらストア 東京ワンピースタワー店」とレストラン 「Cafe Mugiwara」は引き続き営業し、限定新商品や限定フィナーレメニューが登場。「麦わらストア」の最終営業日は未定、「Cafe Mugiwara」は8月23日終了を予定している。(編集部・入倉功一)