名古屋闇サイト殺人事件から13年…東海テレビの新作映画、予告編公開
2007年に発生した名古屋闇サイト殺人事件に、ドラマとドキュメンタリーでアプローチする映画『おかえり ただいま』(9月公開)の予告編が公開された。事件前の母娘のかけがえのない日々を再現した斉藤由貴と佐津川愛美らの姿も観られる。
本作は、2007年8月24日深夜に帰宅途中の女性が拉致、殺害、山中に遺棄された事件に、事件発生直後から被害者の母を取材してきた東海テレビが肉迫する劇場映画。映画は、事件発生前の母娘の日常を軸にしたドラマパートと、事件直後から現在に至るまでを追うドキュメンタリーパートで展開される。キャストには斉藤、佐津川のほか、浅田美代子、大空眞弓、須賀健太、天野鎮雄、矢崎由紗らが名を連ねている。
予告編は、生前の磯谷利恵さんと母・富美子さんの日々を再現したドラマパート、母・富美子さんのインタビュー、加害者の周辺を取材した映像、当時のニュース映像などで構成されている。
監督・脚本は、「光と影~光市母子殺害事件弁護団の200日~」『死刑弁護人』『約束 名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯』などのドキュメンタリーを手掛け、日本の司法のあり方を問い続ける齊藤潤一。プロデューサーは、『人生フルーツ』『ヤクザと憲法』などの阿武野勝彦。(編集部・石井百合子)