北村匠海にしか表現できない色気!起用され続ける理由
人気若手俳優・北村匠海の深い魅力と起用され続ける理由について、映画『思い、思われ、ふり、ふられ』(8月14日公開)のプロデューサーである東宝の岸田一晃が語った。
「ストロボ・エッジ」「アオハライド」などで知られる漫画家・咲坂伊緒の青春三部作の最終章となる「思い、思われ、ふり、ふられ」を映画化した本作。4人の高校生、朱里(浜辺美波)、朱里の義理の弟の理央(北村)、理央に惹かれる由奈(福本莉子)、由奈の幼なじみ・和臣(赤楚衛二)の恋の行方を描く。
岸田プロデューサーは、大ヒット作『君の膵臓をたべたい』(2017)を皮切りに、『OVER DRIVE』『君は月夜に光り輝く』で北村と共に作品を作り上げてきた。そんな北村について、「カメラの前に立っているだけで色気を感じます。この色気というのはイケメン! という意味ではなく、北村くんにしか表現できない“憂い”や“陰”のようなものがにじみ出る」と魅力を力説する。
北村ふんする理央は、クラスの女子からモテて人気者だが、伝えるはずだった思いを伝えることができずに苦しんでいるという難しい役どころ。「『君は月夜に光り輝く』の撮影をしている時に彼の演技を側で見ていて、理央は北村くんしかいないなと改めて感じてオファーをしました」と複雑に揺れ動く理央の心を北村なら表現できる、と確信したそうだ。
「北村くんが演じることで、作品に込めたテーマ性やメッセージが、強い説得力を持ち始めます。完成作品を観て、『ふりふら』のメッセージ性を一段も二段もあげてくれていると感じた」と演技を絶賛し、「たぐいまれなる演技力を持ち合わせていることはもちろんですが、人間性に圧倒的な信頼感を持っています」と起用が続く理由を明かす。
北村は、今年だけですでにドラマ3本、映画1本に出演。9月15日にはドラマ「おカネの切れ目が恋のはじまり」(TBS系)が放送開始。さらに、『とんかつDJアゲ太郎』(10月30日公開)、『さくら』(11月13日公開)、『アンダードッグ』(11月27日公開)、近日公開予定の『東京リベンジャーズ』『砕け散るところを見せてあげる』が控えており、北村の勢いはこれからも続きそうだ。(編集部・梅山富美子)