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菅田将暉×小松菜奈『糸』は平成がたくさん!

平成元年生まれの男女の物語『糸』
平成元年生まれの男女の物語『糸』 - (C) 2020 映画『糸』製作委員会

 21日に公開を控えている菅田将暉小松菜奈が共演した映画『』。平成元年に生まれた高橋漣(菅田)と園田葵(小松)の物語には、平成に起きた様々な出来事、平成という時代の役柄への反映など“平成の要素”が散りばめられている。

【写真】菅田将暉&小松菜奈、ガラス越しに見つめ合う…(映画『糸』より)

 本作は「なぜめぐり逢うのかを私たちはなにも知らない」の歌詞で始まる中島みゆきの名曲「糸」にインスパイアされた作品。13歳で出会った男女の18年間を日本やシンガポールを舞台に描き出す。『ヘヴンズ ストーリー』などの瀬々敬久監督がメガホンを取り、『スマホを落としただけなのに』などの平野隆が原案と企画プロデュース、『永遠の0』などの林民夫が脚本を担った。

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 プロダクションノートによると、主人公の男女はどこにでもいる市井の人々を描くこととし、平成の時代に多くつけられた「漣」と「葵」の名前がセレクトされた。漣が地方にいながら世界に挑戦することに平成らしさがあると瀬々監督は話し、大人になった葵は平成の人気職業を自身の仕事として選ぶ。

 斎藤工が演じた、葵と恋愛関係になる若き社長・水島大介は、平成と言えば「マネーの時代」ということでキャラクターが設定された。また、平野プロデューサーは「アジアが急速に力をつけた平成という時代を象徴する国だから」と舞台の一つにシンガポールを選んだ理由を説明している。

 新元号の発表、リーマンショック、令和の時代の幕が上がる瞬間など、平成に起きた様々な社会的な出来事が登場人物たちに影響を与えていく。誰もが知る名曲をもとにした珠玉のラブストーリーは、少しずつ過去になっていく平成を振り返る楽しみがある「平成を舞台にした令和の映画」に仕上がっている。(編集部・海江田宗)

映画『糸』は8月21日より全国公開

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