菅田将暉『糸』実在のチーズ工房で撮影!
菅田将暉と小松菜奈がダブル主演した映画『糸』で菅田演じる高橋漣はチーズ工房で働いている。撮影は北海道中川郡幕別町に実在するチーズ工房で行われ、店名の「NEEDS」が劇中でも使用された。「NEEDS」で実際に働いているスタッフも映画に漣の同僚役で出演している。
【写真】菅田将暉、榮倉奈々らチーズ工房NEEDSでの撮影の様子
本作はこれまで多くのアーティストがカバーしてきた中島みゆきの名曲「糸」からインスパイアされた作品。北海道・東京・沖縄・シンガポールを舞台に、13歳で運命的な出逢いを果たした平成元年生まれの高橋漣(菅田)と園田葵(小松)の18年間を映し出す。メガホンを取ったのは『ヘヴンズ ストーリー』などの瀬々敬久監督。
漣、漣の先輩・桐野香(榮倉奈々)、漣のチーズ作りの師匠・富田幸太郎(松重豊)らが働くチーズ工房の撮影はチーズ工房NEEDSにて敢行された。同社ホームページによると製造スケジュールを調整して撮影に全面的に協力したとのこと。NEEDSの人気商品である「大地のほっぺ」のモールディング作業(型入れ)を、漣と幸太郎が行う様子も撮影された。
長い年月を描く作品とあり、ストーリーが進むにつれて漣はチーズ職人として成長していく。菅田は千葉のチーズ工場でのチーズ作りの練習なども行なっており、撮影があいて3か月ぶりに漣を演じる際もチーズの作業過程の説明を一通り聞くと自然な手つきでチーズを扱い、蓮の日常を演じきってみせた(プロダクションノートより)。
「いつものテーブルにチーズを」をコンセプトにチーズ作りと向き合い、様々なチーズコンテストで優秀な成績をおさめているチーズ工房NEEDS。「大地のほっぺ」のほか、熟成期間中(4か月以上)に毎日、職人の手で磨かれることで完成していくハードタイプのチーズ「槲(かしわ)」なども販売している。(編集部・海江田宗)
映画『糸』は全国公開中