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村上虹郎、役者として胸を張れる未来を切望

 俳優の村上虹郎が29日、都内で行われた映画『ソワレ』公開記念舞台あいさつに登壇し、厳しいエンタメ業界の現状に触れつつ、役者として胸を張れる未来を切望した。この日は、村上とダブル主演の芋生悠外山文治監督も来場した。

【動画】村上虹郎、免許更新でまさかの出会い!? 映画『ソワレ』公開記念舞台あいさつ

 豊原功補小泉今日子らによる「新世界合同会社」第1回プロデュース作品の本作は、和歌山を舞台に、高齢者施設で出会った若い男女が、ある事件をきっかけに逃避行を繰り広げる物語。

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 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、最近は無観客で行われることが多いイベントだが、この日は制限を設け、少人数ながらも鑑賞後の観客に迎えられた一同。外山監督は「この半年間は公開できるのだろうか? と心配しておりました。アソシエイトプロデューサーの小泉さんにお電話して『大丈夫ですか?』と聞いたところ、『大丈夫!』と励ましていただいたりしながら、今日の日を迎えることができたので良かったと思います」と安堵の表情。

村上虹郎

 芋生も「すごいうれしいです。景色がいいなと思います」と感激すると、村上も「寂しかったですね、前回(無観客での完成報告会)は」と心境を吐露した。

 そんな二人は本作が初共演だが、撮影中は役に入り込むためにほとんど話さなかったそうで、撮休の過ごし方もそれぞれ。芋生が「撮休の前日にハードなシーンをやって結構滅入っちゃって、ホテルから出られなかったです。カーテンをシャッとやって(閉めて)、暗い中でブツブツ……」と打ち明けると、村上は逆に「僕も(撮影の後半は)苦しい役だとわかっていたから、最初の1週間は楽しんでやろう」と他キャストとラーメンを食べに行ったり、人狼ゲームをしたり、休日を満喫していたことを明かした。

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 イベントの最後、村上は会場がミニシアターであることから、「最近ミニシアターがなくなったり、なくなるよという話を耳にして、悲しいな、寂しいなと僕ぐらいの芸歴でも感じる日々です」と厳しい状況にあるエンタメ業界に触れつつ、「映画以外の仕事もしないと食べていけなかったりもするけど、ずっと胸を張ってここでこうやってしゃべれるような未来が続けばいいなと思っています」と役者として切なる願いを語っていた。(取材・錦怜那)

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