東山紀之、ドラァグクイーン役『チョコレートドーナツ』舞台化
俳優の東山紀之が、宮本亞門演出の舞台「チョコレートドーナツ」で主演を務め、ドラァグクイーン役に挑戦する。
本作は、ゲイの男性が育児放棄された障がいを持つ子供を育てたという実話を基にした映画『チョコレートドーナツ』の舞台化。東山が演じるのは、シンガーを夢見ながら、ショーパブの口パクダンサーとして日銭を稼ぐルディ。出口の見えない生活の中、ルディの人生は、運命の人ポール、隣室のダウン症の少年マルコと出会うことで変わっていく。
ルディと共にマルコを育てようと、世間と闘う地方検事ポールを演じるのは、東山と初共演の谷原章介。マルコ役は実際にダウン症のある高橋永と丹下開登がダブルキャストで務め、高畑淳子、モロ師岡、堀部圭亮、八十田勇一らが共演。東京公演は12月7日~30日、PARCO劇場にて行われる。
東山は「この作品は苦しい状況の中でも“愛”や“希望”の為に必死に立ち向かう人間の姿を描いています。私が演じるルディは、感情の起伏が激しいけれど、愛情深い人物なので、とても難しい役柄だと感じています。宮本亞門さんが表現する世界観を楽しみながら全身全霊で演じたいと思います。ルディとして、谷原さん演じるポールとダウン症のある少年マルコ役の高橋くん、丹下くんを最後まで愛し抜きます」とコメント。
「ドラァグクイーンのショーシーンでは様々なダンスを披露しますし、名曲の歌唱シーンもありますので、どうぞ楽しみにしていて下さい」とアピールした。(編集部・中山雄一朗)