ゾーイ・カザン×ロネ・シェルフィグ監督『ニューヨーク 親切なロシア料理店』12月公開
『17歳の肖像』などで知られるデンマーク出身のロネ・シェルフィグ監督の新作が、『ニューヨーク 親切なロシア料理店』の邦題で12月より公開されることが決定した。キャストに『ルビー・スパークス』などで知られる脚本家・女優のゾーイ・カザンをはじめ、アンドレア・ライズボロー、タハール・ラヒム、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、ジェイ・バルシェル、ビル・ナイら国際色豊かな顔ぶれが集結。2019年ベルリン国際映画祭コンペティション部門・オープニング作品に選出されている。
物語は、2人の子供を連れた女性クララ(ゾーイ・カザン)が、無一文で憧れのニューヨーク・マンハッタンにやってくるところから始まる。夫から逃れてきた彼女が、再起を目指す老舗ロシア料理店でさまざまなバックグラウンドを持つ人々と出会い、新たな人生を切り開いていく。
ヒロインのクララを取り巻く面々に、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』のアンドレア・ライズボロー(イギリス)、『ある過去の行方』のタハール・ラヒム(フランス)、『スリー・ビルボード』のケイレブ・ランドリー・ジョーンズ(アメリカ)、『ヒックとドラゴン』(声優)シリーズのジェイ・バルシェル(カナダ)、『ラブ・アクチュアリー』のビル・ナイ(イギリス)ら。
監督・脚本・製作総指揮を務めたロネ監督は、鬼才ラース・フォン・トリアーらによって始められたデンマークの映画運動「ドグマ95」に参加し、『幸せになるためのイタリア語講座』(2000)を発表。同作でベルリン国際映画祭銀熊賞をはじめ多くの賞を獲得し、日本でもスマッシュヒットを記録。キャリー・マリガン主演『17歳の肖像』(2009)では米アカデミー賞で3部門にノミネートされた。(編集部・石井百合子)
映画『ニューヨーク 親切なロシア料理店』は、12月シネスイッチ銀座、新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMA他全国順次公開