清原果耶、監督とアイデアを出し合いたい！目指す女優像を告白
女優の清原果耶が4日、都内で行われた映画『宇宙でいちばんあかるい屋根』（公開中）の初日舞台挨拶に出席し、自身が目指す女優像を語った。この日は、伊藤健太郎、藤井道人監督も来場。アメリカ・ロサンゼルスから桃井かおりがビデオメッセージを寄せた。
『宇宙でいちばんあかるい屋根』は、野中ともその小説を原作にした青春ファンタジー。実父と継母の間に子供ができたことで感じる疎外感、実母への思い、大学生への恋心を抱える14歳の少女・大石つばめ（清原）が、派手な老婆・星ばあ（桃井）に出会い、成長していくひと夏の体験を切り取る。
初主演映画で大女優の桃井とタッグを組んだ清原。メッセージを寄せた桃井から「大人になったら何でもできる」と伝えられた清原は、「しっかり日々を過ごして、大人に近づきたいなと思いました。今18（歳）なんですけど、大人と子供の狭間にいる感覚があるので、地道に豊かな大人になれるように頑張りたいと思いました」と意気込む。
本作の撮影を「毎日が宝物のような日々だった」と振り返った清原は、「桃井さんは、ものすごくたくさんアイデアを持っている方で、監督と桃井さんが話されているのを離れたところで見ていました」と明かし、「こういうアイデアの出し合いみたいな作品の作り方ができる女優さんになりたいな。格好いいなと思いました」と自身が目指す女優像を告白。桃井から「また現場で会える日を楽しみにしています。長生きするから。ぜひ」と再共演のオファーと共に「しぶとく生きろ」とエールをもらうと、「ありがたいですね。しぶとく生きたいです」と感激していた。
一方、つばめが恋する近所の大学生・浅倉亨を演じた伊藤は、自身の代表作となったドラマ「今日から俺は!!」のツッパリ高校生・伊藤真司役と比べながら「普通の男の子（役）ってすごい難しいと思うんですけど楽しい」と笑顔。役づくりでは「近所にいた格好いい普通のお兄ちゃんとかを想像した」そうで、「悲しいとき、苦しいとき、楽しいとき（の感情）を包み隠さず出している人が“普通”に近くて魅力的なのかなと思って、意識して演じさせてもらいました」と振り返った。（取材：錦怜那）