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米で一旦公開中止に!人間狩り描く問題作『ザ・ハント』10月30日公開

『ザ・ハント』ポスタービジュアル
『ザ・ハント』ポスタービジュアル - (C)2020 UNIVERSAL STUDIOS All Rights Reserved.

 昨年、全米で一度は公開中止に追い込まれた問題作が、『ザ・ハント』の邦題で10月30日より公開されることが決定。併せてポスタービジュアル及び予告編が公開された。日本ではR15+指定作品として上映される。

【動画】“人間狩り”描く『ザ・ハント』戦慄の予告編

 物語は、広大な森の中で12人の男女が目覚めるところから幕を開ける。ここがどこなのか、どうやって来たのかもわからず、あるのは巨大な木箱に収められた一匹の豚と数々の武器。やがて彼らはネット上にはびこっていた、セレブが娯楽目的で一般市民を狩る「人間狩り計画」が実在することを知る。

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 キャストにはNetflixドラマシリーズ「GLOW:ゴージャス・レディ・オブ・レスリング」などのベティ・ギルピン、2度のオスカー受賞を誇るヒラリー・スワンクジュリア・ロバーツの姪エマ・ロバーツら。製作は『ゲット・アウト』や『パージ』シリーズなどを生んできたブラムハウス・プロダクションズを牽引するジェイソン・ブラム。『死の谷間』などのクレイグ・ゾベルがメガホンをとった。

 予告編には、プライベートジェットで乗客たちが優雅に過ごしていると、突然「目覚めた」巨漢の男が暴れだし、機内がパニックに陥る場面からスタート。すると一人の女性がスマートにパニックを制し、「一緒に始末して」と一言。次のシーンでは、森で口を拘束具で締められた複数の男女が次々と覚醒し、草原の中の大きな木箱に集まっていき、一発の銃声が鳴り響いたのと同時に「狩るか、狩られるか」の惨劇が幕を開ける。ある男性は「ここは“マナーゲート”だ。金持ちエリートが一般人を拉致している」というが……。

 本作は、現代のアメリカを二極化する「上流階級VS庶民階級」や、蔓延する陰謀論に着想を得たとされ、SNS上でのヘイト発言などを「人間狩り」に置き換えて風刺。その内容や残忍な描写が全米で物議を醸した。全米の銃乱射事件もきっかけとなり、ユニバーサル・ピクチャーズは公開を一旦白紙とし、その後3月13日に公開された。日本でも2月26日の公開を中止にした経緯があった。(編集部・石井百合子)

映画『ザ・ハント』は、10月30日よりTOHOシネマズ日比谷他全国公開

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