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ランボーをコメントで応援!声を出さない「超・応援上映」に観客興奮!

『ランボー ラスト・ブラッド』より 声はなくとも観客大興奮の上映となった
『ランボー ラスト・ブラッド』より 声はなくとも観客大興奮の上映となった - (c) 2019 RAMBO V PRODUCTIONS, INC.

 11日、声を出さずにスクリーンに応援コメントを流す、コロナ禍の現状をふまえた新しい応援上映の第1弾「共に闘え!『ランボー ラスト・ブラッド/超・応援上映』」が、TOHOシネマズ池袋で開催された。

ランボー最後の血戦!『ランボー ラスト・ブラッド』本予告編

 「超・応援上映」とは、TOHOシネマズ株式会社と株式会社ドワンゴが提供する、コロナ禍における新たな応援上映のこと。観客はスマートフォンやPCでアプリをダウンロードして、立ち上げたアプリに応援コメントを入力すると、上映中のスクリーンにコメントが流れる。

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 『ランボー ラスト・ブラッド』は『ロッキー』シリーズと並ぶシルヴェスター・スタローンの人気シリーズ第5弾にして完結編。人身売買カルテルにさらわれた、友人の孫娘を救い出そうとするランボーの激闘が描かれる。この日は、ランボー役のささきいさおや、武田真治ケンドーコバヤシらによる、日本語吹き替え版が上映された。

 劇場では、開場と共に集まったファンがさっそくアプリをダウンロード。上映前から「ワクワク」「楽しみ」「スタローン大好き」「早く観たい」「ランボーガンバ!」などのコメントがスクリーンに流れ、会場の空気が徐々に盛り上がっていく。なかには、「ドワンゴはいい仕事をした」「ニコ生感がすごい」など主催者への感謝コメントも見られた。

 上映は、拍手代わりの「8888(パチパチパチパチ)」というコメントと共にスタート。客席は静かなまま、スクリーンでは次々にハイテンションなコメントが流れ続けるという、不思議な空間が生まれた。ランボーにピンチが訪れると「ざわざわ」「何か起こりそう」と実況され、ランボーが窮地に追いやられると、「じいちゃん(スタローン)に優しくしろ!」「逃げろ」などの声援が。なかには、どさくさに紛れて「ロッキー!」という叫びまで投稿され、「あかん、コメントで笑ってしまう」「笑ってはいけない応援上映会」と観客のテンションは上がりっぱなしだった。

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出すのは声じゃなく文字だ! 上映が行われたTOHOシネマズ池袋

 映画が終わりを迎えると、壮絶なクライマックスに「なんちゅう作品を応援上映していたんだ」「楽しかった! ありがとう」「応援上映またお願い」「みんなのコメント面白かった」という感激の声が投稿された。文字が映像にかぶる上映となったが、ストレスを感じることはなかったようで、スクリーンには他の作品の上映会をリクエストするコメントまで流れるなど、ファンも大満足だった様子。コメントによって観客の興奮が増していく感覚があり、結果としては大成功の上映となったようだ。(取材・文:名鹿祥史)

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