「ウォーキング・デッド」シーズン11で終了 ダリル&キャロルのスピンオフ誕生へ
米AMC局は現地時間9日、ドラマ「ウォーキング・デッド」がシーズン11をもって終了すると正式発表した。最終シーズンは全24話構成で、2021年後半から2022年にかけて全米放送される。
【画像】仲良すぎ!いちゃつく「ウォーキング・デッド」リック&ダリル
2010年から放送が始まった「ウォーキング・デッド」は、“ウォーカー”と呼ばれるゾンビがはびこる終末世界で生き残った人間の姿を描いたサバイバル・ヒューマンドラマ。現在シーズン10まで製作されている同作は、アメリカのみならず全世界で熱狂的な人気を獲得しており、スピンオフ2作品に加えて、劇場版の製作も進んでいる。
「ウォーキング・デッド」は先日、シーズン10に新たに6話が追加され、全16話から全22話になることが決まったばかり。つまり、シーズン11と合わせて残り30話で完結となる。シーズン11の製作は、新型コロナウイルスの影響で遅れており、シーズン10の追加エピソード分と合わせて撮影に入ることが予想される。
本家シリーズの終了と同時に、シーズン1から登場している主要キャラクター、ダリル(ノーマン・リーダス)とキャロル(メリッサ・マクブライド)をメインに据えた新たなスピンオフの製作も決定。2023年に放送を予定しており、ドラマのショーランナーを務めるアンジェラ・カンと、脚本を手掛けてきたスコット・M・ギンプルが携わる。
さらに、「テイルズ・オブ・ザ・ウォーキング・デッド(原題) / Tales of the Walking Dead」という別のスピンオフ作品も企画中。こちらは、新キャラクターや既存のキャラクターにまつわる過去のストーリーを、1話完結もしくは複数話にわたって描くアンソロジーシリーズになるという。
アンジェラは声明で「この10年、『ウォーキング・デッド』という最高のシリーズは私の創造の源でした。終わりを迎えてしまうのはほろ苦いですが、スコットやAMCと共にダリルとキャロルの新シリーズを展開できることをとても嬉しく思います。ノーマンやメリッサと仕事ができたのは私のキャリアで最も輝かしいことで、これからも一緒に物語を作っていけることにワクワクしています」とコメント。スコットも「シリーズの終了は、新たな『ウォーキング・デッド』の始まりでもある。新たなストーリーやキャラクター、お馴染みの顔ぶれや場所。新たな神話が誕生するのです。壮大なフィナーレは、新たな幕明けにつながります。『ウォーキング・デッド』は進化し、これからも続くのです」と「ウォーキング・デッド」ユニバースの本格始動に期待を寄せている。
新型コロナウイルスの影響で放送延期となっていた「ウォーキング・デッド」シーズン10第16話は、現地時間10月4日に全米放送。日本でも、FOXチャンネルで10月5日よる10時より日本最速初放送される。(編集部・倉本拓弥)
「ウォーキング・デッド」シーズン10は、FOXチャンネルで日本最速・独占放送