「わたナギ」好演の趣里、30歳の誕生日!個性あふれる魅力
9月21日に30歳の誕生日を迎えた女優の趣里。先日最終回を迎えたドラマ「私の家政夫ナギサさん」(TBS系)で、主人公・メイ(多部未華子)の妹を好演したことも記憶に新しい彼女のこれまでのキャリアを振り返る。
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1990年生まれの趣里は、水谷豊と伊藤蘭を両親に持ち、4歳のころからクラシックバレエを習い、英国へバレエ留学もするが、ケガによりバレエダンサーを断念。その後、故・塩屋俊さん主催の俳優養成所で演技に目覚め、「3年B組金八先生ファイナル~『最後の贈る言葉』4時間SP」(2011)では、当時20歳ながら定年目前の担任を好きになってしまう中学生という難しい役どころで、女優デビューを果たした。
映画『おとぎ話みたい』(2014)では主演を務め、NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(2016)では、あなたの暮し出版の新人女性社員・大塚寿美子役を担ったほか、「リバース」(2017)、「僕とシッポと神楽坂」(2018)など映画やドラマ、舞台に数多く出演し、着実にキャリアを重ねてきた。
さらに、『彼女の人生は間違いじゃない』(2017)ではデリヘル嬢役に挑み、主演作『生きてるだけで、愛。』(2018)では、情緒不安定で社会に順応できないヒロイン・寧子と一筋縄ではいかない役柄を体当たりで熱演。『生きてるだけで、愛。』で、第42回日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞した。
また、「ブラックペアン」(2018)で演じたクールな看護師・猫ちゃんこと猫田麻里と、二宮和也ふんする天才外科医・渡海のコンビっぷりが「最高」と話題に。絶対的な信頼関係を築く2人のやり取りに多くの視聴者が魅了された。
個性的な役で印象を残す一方、ダスキンのCMでは、風間俊介と夫婦役で柔らかな空気を醸し出し、「私の家政夫ナギサさん」では、姉のメイを心配する、優しくしっかり者の唯役で存在感を発揮。確執のあった母親と和解するシーンはSNS上などで反響を呼んだ。
今後は、28日からの朗読劇「ハロルドとモード」、11月28日からの舞台「オレステスとピュラデス」が控えている趣里。どんな作品でも、個性が光る彼女の今後の活躍に目が離せない。(編集部・梅山富美子)