千葉雄大「ポーの一族」でミュージカル初挑戦!ビジュアルも公開
ミュージカル・ゴシック「ポーの一族」の新キャストが発表され、時空を超えた永遠の旅を続けるバンパネラの少年アラン役を千葉雄大が務めることが決定した。2021年1月に大阪・梅田芸術劇場メインホール、2月に東京国際フォーラムホールCにて上演される本作で、千葉はミュージカルに初挑戦する。
本作は、1972年に「別冊少女コミック」で発表されて以来、少女漫画の枠を超えて幅広い層に熱い支持を受ける萩尾望都による同名人気作をミュージカル化したもの。吸血鬼バンパネラ伝説を題材に、少年の姿のまま永遠の時を生きる主人公エドガーにより、同じくバンパネラ一族に加えられた孤独な少年アランを中心とした物語が展開する。
2018年には、宝塚歌劇花組にて舞台初演されたが、同じく脚本・演出を小池修一郎が手掛け、より演劇的なアプローチで新たに生まれ変わるという。エドガー役は、元宝塚歌劇団「花組」トップスターの明日海りおが担う。
千葉は、「念願の初ミュージカルで、小池修一郎先生とのご縁をいただき光栄です。以前から挑戦してみたかった歌やダンスなど、早速今から本番に向けて準備をしています。ビジュアル撮影では、少年性とミステリアスなイメージ、少しやんちゃな部分を意識して臨んだところ、小池先生から撮影中に『スーパーボーイだね』と声を掛けていただきました」と語っており、共演の明日海について「明日海りおさんというなんでもできるすごい方とご一緒しますので、自分なりの表現で頑張ってついていきたいです」とコメントを寄せている。(編集部・梅山富美子)
コメント全文
■千葉雄大
念願の初ミュージカルで、小池修一郎先生とのご縁をいただき光栄です。以前から挑戦してみたかった歌やダンスなど、早速今から本番に向けて準備をしています。ビジュアル撮影では、少年性とミステリアスなイメージ、少しやんちゃな部分を意識して臨んだところ、小池先生から撮影中に「スーパーボーイだね」と声を掛けていただきました。対のようで対比な二人の絶妙な世界観をこのビジュアルで感じていただければと思います。今回、私にとっては初めてのミュージカルですが、人に何かを伝えるという本質的な部分は映像やテレビドラマなどほかのジャンルでも同じことだと感じています。垣根なく精一杯表現をして、良い作用が作品にも自分としても出していければと思います。明日海りおさんというなんでもできるすごい方とご一緒しますので、自分なりの表現で頑張ってついていきたいです。「ポーの一族」は長年のファンがたくさんいらっしゃる作品です。宝塚歌劇以外での初の上演となる私たちの舞台も、お客様に気に入っていただけると嬉しいです。
■小池修一郎
宝塚歌劇入団前に夢見た「ポーの一族」のミュージカル化。偶然萩尾望都先生にお会いした時に上演許可を求めてから33年後にやっと実現させました。明日海りおのエドガーは、萩尾先生に「待った甲斐があった」と言わしむる「極上の美、永遠の命」を体現してくれました。以来、明日海エドガーの復活は、私と萩尾先生共通の願いとなり、そして明日海自身もそう願ってくれていることが判りました。もう宝塚歌劇の華麗な虚構へは戻れません。男女のキャストによる、リアルな世界で明日海エドガーはどう息づくのか? なにより本人がためらいなく挑戦を受け入れてくれました。そしてこの未知の舞台に、ミュージカル初登場の千葉雄大が、アラン役で名乗りを上げてくれました。勇気ある二人のコンビネーションに全てを懸けます。