ベネチア金獅子賞『ノマドランド』東京国際映画祭で日本最速上映
第77回ベネチア国際映画祭で最高賞にあたる金獅子賞を受賞した映画『ノマドランド』(2021年1月全国公開)が、第33回東京国際映画祭の特別招待作品として、日本最速上映されることが明らかになった。
【画像】第90回アカデミー賞授賞式でのフランシス・マクドーマンド
『ノマドランド』は、ジェシカ・ブルーダーのノンフィクション小説を原作とするロードムービー。リーマンショック後、企業の倒産とともにネバダ州の企業城下町の住処を失った60代の女性ファーンが、“現代のノマド(遊牧民)”として広大な自然の中を旅するさまを描く。
本作はベネチア映画祭での金獅子賞に続き、第45回トロント国際映画祭で観客賞を受賞するなど快進撃が続いており、アカデミー賞ノミネートにも期待がかかる。主演は『ファーゴ』(1996)、『スリー・ビルボード』(2017)で二度オスカーを受賞したフランシス・マクドーマンドで、マーベル・スタジオ新作映画『エターナルズ(原題) / Eternals』の監督にも抜てきされた、北京出身のクロエ・ジャオ監督がメガホンを取った。
第33回東京国際映画祭は、10月31日から11月9日まで、六本木ヒルズほかにて開催。オープニングは森山未來主演による『アンダードッグ』が飾り、クロージング作品は柳楽優弥と田中泯がダブル主演を務める『HOKUSAI』に決定している。(編集部・倉本拓弥)