『ブラック・ウィドウ』米公開延期…2020年はMCU映画がない年に
今週のマーベル
マーベル・スタジオ新作映画『ブラック・ウィドウ』の全米公開再延期など、今週(9月21日~25日)起きたマーベルに関する出来事を振り返ります。(編集部・倉本拓弥)
『ブラック・ウィドウ』全米公開が2021年5月に延期
全米公開再延期の可能性が浮上していた『ブラック・ウィドウ』ですが、米ディズニーが現地時間23日、全米公開を11月6日から2021年5月7日に再延期すると正式発表。これにより、2020年はマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)映画が一本も公開されない年となりました。『ブラック・ウィドウ』の再延期は他のMCU映画の公開スケジュールにも影響を与えており、『シャン・チー・アンド・ザ・レジェンド・オブ・ザ・テン・リングス(原題) / Shang-Chi and the Legend of the Ten Rings』が2021年5月7日から7月9日、『エターナルズ(原題) / Eternals』が2021年2月12日から11月5日に変更。公開の順番も逆転しています。
「ワンダヴィジョン」2020年末に日米同時配信
MCU映画の公開がない一方で、2020年に唯一配信されるMCU作品がドラマシリーズ「ワンダヴィジョン」。動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」で2020年末に日米同時配信されることが決定し、予告編も公開されました。『アベンジャーズ/エンドゲーム』後の世界が舞台となり、スカーレット・ウィッチ/ワンダ・マキシモフ(エリザベス・オルセン)とヴィジョン(ポール・ベタニー)の結婚生活の裏に隠された“謎”が徐々に明らかになる作品。マーベル・スタジオが初めてシットコム(シチュエーション・コメディ)に挑戦した意欲作としても注目されています。
「ロキ」ドラマシリーズが撮影再開
新型コロナウイルスの影響で中断していたドラマシリーズ「ロキ(原題) / Loki」の撮影が米・アトランタで再開したと、出演者のググ・ンバータ=ローが米Forbesのインタビューで明かしました。物語のヒントなどは一切明かしていないものの、「この状況下で、みんなが安全に撮影できるように務めています」と撮影現場の様子について話しています。ドラマシリーズにはロキ役のトム・ヒドルストンはもちろん、『ナイト ミュージアム』シリーズのオーウェン・ウィルソン、『イエスタデイ』のソフィア・ディ・マルティーノ、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』のリチャード・E・グラントなどが出演します。