“日本版ジャック・バウアー”唐沢寿明、携帯着信音を一時変更
唐沢寿明が1日、都内スタジオで行われたテレビ朝日系新ドラマ「24 JAPAN」制作発表記者会見に出席し、大ヒット海外ドラマのリメイク版に出演することへのプレッシャーや意気込みを語った。この日は共演者の仲間由紀恵、栗山千明、池内博之、木村多江も出席し、オリジナル版の主人公ジャック・バウアーのものまねで知られるお笑いコンビ・どきどきキャンプの岸学も駆けつけた。
テレビ朝日開局60周年記念として、テレビ朝日と20世紀フォックスが組んで制作された本ドラマ。オリジナル版である「24 -TWENTY FOUR-」のシーズン1をベースに、テロリストの女性総理候補暗殺計画を阻止するため、そして誘拐された家族を取り戻すために、CTU(テロ対策ユニット)第1支部A班の班長、獅堂現馬(唐沢)が奔走する。
CTUのセットで行われた本会見。日本版ジャック・バウアーを演じる唐沢は、もともとオリジナル版の大ファン。「今でもたまに観るくらい大好きでした。携帯の着信音はいまだにCTUにしていたんですけど、オファーがきたときから妙に意識してしまって。まわりから(日本版ジャック・バウアーは)唐沢なんじゃないかと言われるようになって。着信音を変えていた時期がありましたが、今はもとに戻しています」と切り出すと、「まずこの作品をやるのかと思いました。シーズン1はミサイルが飛ぶとか、派手な流れはないんですけど、緊張感がある話で。撮影も集中力を切らさないようにと思っています」と気合い十分。
本作ではオリジナル版と同じく24時間の出来事を24話、リアルタイムで描く。2クールの長丁場の撮影にあたって、「2クールのドラマは何度か経験がありますが、基本的には健康に気を使いますね。実は撮影が始まってから、新型コロナのために3日目で撮影が止まったんです。しばらくして再開してから、若干髪がつながらない部分もありましたが、そういうところも見どころです」とコロナ禍における撮影中断を述懐。
最後にファンに向けて「当時、アメリカ版を見ていた方たちも、こんな話があったなと思い出すところもあるでしょうし、日本独特のキャラクター、設定を若干変えてる部分もありますので楽しんでいただけると思います。オリジナルを観たことがない世代の方々も、必ずはまって見ていただけるような作品になっていると思いますので、期待して見ていていただきたい、見続けていただきたいと思います」と熱のこもったメッセージを送った。(取材・文:壬生智裕)
「24 JAPAN」はテレビ朝日系で10月9日より、毎週金曜夜11時15分~深夜0時15分放送(全24話)※一部地域では放送時間が異なります