佐藤大樹&橋本環奈、それぞれの「青春」とは?
佐藤大樹(EXILE・FANTASTICS from EXILE TRIBE)と橋本環奈が3日、新宿バルト9で行われたダブル主演映画『小説の神様 君としか描けない物語』の公開記念イベントに来場、それぞれの青春時代の思い出を語った。この日は主題歌を歌う伶、久保茂昭監督も来場した。
作家・相沢沙呼の小説を、『HiGH&LOW』シリーズなどの久保監督が実写映画化した本作は、あらゆる面で対照的な2人の高校生小説家が、協力してベストセラー作品を生み出そうと奮闘するさまを描き出す青春ドラマ。新型コロナウイルスの感染拡大防止により、5月22日の公開予定が延期となっていたがついに公開され、佐藤は「小説をモチーフにしている作品なので、読書の秋にピッタリな時期に公開できました」とホッとした様子。橋本も「純粋に公開できてホッとしていますね。わたしたちキャスト、スタッフの皆さんも待ち遠しかったですけど、待ってくれているファンの方がいたから、喜びもひとしおです」と喜んだ。
久保監督のもとには、映画を初日に鑑賞した三木孝浩監督が感想を寄せてくれたそう。「その感想が『青春映画の中では攻めている。丁寧に描かれていて良かった。橋本環奈が今までで一番かわいかった』というもの。大樹についてはノーコメントだったけどね」と冗談交じりにコメント。その言葉に橋本は「ありがとうございます」と照れくさそうに返しつつも、「この作品はキャラクターの心情を繊細に描いていて。ひとつひとつの表情を久保さんが切り取ってくださった」と付け加えた。
その後のトークセッションでは、登壇者たちの“青春エピソード”について質問されるひと幕も。それについてまずは佐藤が「中学三年生の時にEXILEのライブに親に連れていってもらって。さいたまスーパーアリーナに行きました。その時のHIROさんの動き、ダンスを見て、サッカーをやめて、EXILEに入るんだと決意して。ダンスをしているあの時は一番青春をしていましたね」と振り返る。
続く橋本も「高校生の時に、仕事が忙しくなり始めて。東京の高校に行くことも考えたんですけど、やはり地元福岡の高校を離れられず。女子校だったんですけど、修学旅行や文化祭、体育祭などは一回も出ていないんですけど、毎回、授業に行く度に友だちが待っていてくれて。お弁当を作ってくれたり。何気ない日常がすごく楽しかった」と述懐。
さらに「お仕事で東京に行くのと半々くらいだったんですけど、やはり勉強しないと卒業もできないということで。友だちや先生に勉強を教えてもらって、支えてもらった高校生活が、今考えると1秒1秒、かけがえのない瞬間だったと思います」と付け加え、笑顔を見せた。(取材・文:壬生智裕)
映画『小説の神様 君としか描けない物語』は全国公開中