「エール」戦争をめぐって揺れる裕一の思い…17週のあらすじ
連続テレビ小説「エール」(月~土、NHK総合・午前8時~ほか)が10月5日から17週目を迎える(以下、今後のあらすじに触れています)。
連続テレビ小説102作目となる「エール」は、作曲家の古山裕一(窪田正孝)と妻の音(二階堂ふみ)が昭和の激動の時代を音楽とともに生きる姿を描く物語。10月5日からは第17週「歌の力」に突入する。
昭和18年、戦争の雰囲気が立ち込め、あらゆる人が思いを同じくして戦争に立ち向かうことを強いられるような空気が漂っていた。そんななか、自ら兵隊として戦地に向かうことを想像していなかった裕一のもとにも召集令状が届く。戦地で戦うことを覚悟するも、作曲活動による戦争への貢献が認められるかたちで召集解除となる。
それには音も一安心だが、裕一の心中は複雑だった。そんなある日、裕一をたずねて東都映画の三隅(正名僕蔵)という男が古山家へとやってくる。そこで裕一は海軍の航空機搭乗員となるために学ぶ予科練習生の若者たちをテーマにした「若鷲の歌」を作曲することに。訓練に励む予科練たちと会った裕一は、死を覚悟する若者の心に触れる。そして、古山家にある知らせが届くのだった……。
第16週では、ニュース歌謡の作曲に追われる裕一や音楽挺身隊に参加した音など、戦争に対するそれぞれの思いが描かれた。(編集部・大内啓輔)