ロバート・ダウニー・Jr『シャーロック・ホームズ』ユニバース化を計画中!
ロバート・ダウニー・Jrが現地時間5日、主演映画『シャーロック・ホームズ』シリーズのユニバース化を計画しているとファスト・カンパニー・イノベーション・フェスティバルのパネルディスカッションで明かした。
ダウニー・Jr&ジュード・ロウ演じるホームズ&ワトソンの名コンビぶりと、ガイ・リッチー監督のスタイリッシュな映像で人気を博した同シリーズ。第1弾『シャーロック・ホームズ』(2009)は5億2,402万8,679ドル(約550億円)、第2弾『シャーロック・ホームズ シャドウゲーム』(2011)は5億4,384万8,418ドル(約571億円)の世界興行収入を上げ、第3弾が2021年12月22日に全米公開される予定となっている。第3弾の監督の座は、ガイ・リッチーが『ロケットマン』のデクスター・フレッチャーに譲っている。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル105円計算)
パネルディスカッションに、妻でプロデューサーのスーザン・ダウニーと出席したダウニー・Jrは、二人の制作会社チーム・ダウニーが『シャーロック・ホームズ』シリーズのユニバース化を計画しているとコメント。「現時点では、ミステリーのユニバースというものは存在していないように感じている。(原作者の)コナン・ドイルは今日に至るまで、この分野において決定的な存在だ。だから僕にとっては、もしその宝石のような要素からスピンオフを作れないのであれば、なぜ第3弾を作るのか? ということなんだ」と第3弾をユニバース化の足掛かりにしたいと考えているのだと語る。
スーザンは「一度限りの第3弾を作ることもできるかもしれない。だけどわたしたちは、それ以上のものを作ることができるチャンスだと考えている。第3弾のキャラクターたちのスピンオフや、テレビドラマとしてだったらどうなるか、HBO Max(米ワーナー・メディアの動画配信サービス)をプラットフォームとしたらどうなるか、ということを考えている」と補足。「わたしたちには確かに壮大な計画があるけれど、それを形にするにはたくさんの調整が必要になる。マーベルだって1日でユニバースを築いたわけではないから」と先は長いと続けていた。果たして『シャーロック・ホームズ』ユニバースは実現するのか? まずは第3弾の公開を待ちたい。(編集部・市川遥)