最優秀男優賞に福山雅治、濱田岳 第12回TAMA映画賞
8日、第12回TAMA映画賞の受賞作品、受賞者が発表され、最優秀作品賞を『海辺の映画館-キネマの玉手箱』(大林宣彦監督)、『ラストレター』(岩井俊二監督)が受賞。最優秀男優賞を福山雅治と濱田岳、最優秀女優賞を水川あさみ、長澤まさみが獲得した。
【写真】“映像の魔術師”大林宣彦監督の遺作となった『海辺の映画館-キネマの玉手箱』
『海辺の映画館-キネマの玉手箱』は今年4月に亡くなった“映像の魔術師”大林監督の遺作で、戦争の歴史をさまざまな映画表現で描いている。『ラストレター』は岩井監督自身が体験した出来事が基となっており、結婚して家族と暮らす岸辺野裕里(松たか子)が、初恋の相手である小説家の乙坂鏡史郎(福山)と再会したことから始まるラブストーリーだ。
映画ファンを魅了した事象に対し表彰する特別賞には映画『アルプススタンドのはしの方』の城定秀夫監督およびスタッフ・キャスト、映画『音楽』の岩井澤健治監督およびスタッフ・キャストが輝いた。
TAMA映画賞は2009年にスタートし、前年10月から当年9月に一般劇場で公開される作品および監督・キャスト・スタッフを対象に、市民ボランティアの実行委員が選考を行なっている。授賞式は11月29日に府中の森芸術劇場・どりーむホールで開催される。(編集部・海江田宗)
第12回TAMA映画賞受賞作品、受賞者は以下の通り
最優秀作品賞:
『海辺の映画館-キネマの玉手箱』(大林宣彦監督およびスタッフ・キャスト一同)
『ラストレター』(岩井俊二監督およびスタッフ・キャスト一同)
特別賞:
城定秀夫監督およびスタッフ・キャスト一同(『アルプススタンドのはしの方』)
岩井澤健治監督およびスタッフ・キャスト一同(『音楽』)
最優秀男優賞:
福山雅治(『ラストレター』『マチネの終わりに』)
濱田岳(『喜劇 愛妻物語』『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』『コンフィデンスマンJP プリンセス編』ほか)
最優秀女優賞:
水川あさみ(『喜劇 愛妻物語』『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』『ミッドナイトスワン』)
長澤まさみ(『MOTHER マザー』『コンフィデンスマンJP プリンセス編』)
最優秀新進男優賞:
宮沢氷魚(『his』)
北村匠海(『サヨナラまでの30分』『思い、思われ、ふり、ふられ』『影踏み』ほか)
最優秀新進女優賞:
松本穂香(『君が世界のはじまり』『わたしは光をにぎっている』『酔うと化け物になる父がつらい』『his』ほか)
森七菜(『ラストレター』『青くて痛くて脆い』『地獄少女』『最初の晩餐』)