吉高由里子&横浜流星『きみの瞳が問いかけている』メイキングカット!
公開中の映画『きみの瞳が問いかけている』より、ダブル主演を務めた吉高由里子と横浜流星、そしてメガホンを取った三木孝浩監督の姿をとらえた新たなメインキングカットが公開された。
不慮の事故で視力と家族を失った明香里(吉高)と、罪を犯しキックボクサーとしての未来を絶たれた塁(横浜)が出会い、惹かれ合いながらも、過酷な運命に翻弄されていく姿を描いたラブストーリー。吉高は撮影前からリサーチを重ねて難役に向き合い、横浜は10キロ増量の肉体改造を行いアクションシーンに臨むなど、それぞれにとっての挑戦となった。
クランクインの日は予定していた“二人の出逢い”という本作の肝となるシーンの撮影が台風の影響でできなくなったり、ロケ場所の変更が必要になったりと、序盤から困難の連続だったという。他のシーンを撮影しながら、“二人の出逢い”を撮るためのロケ地を探し、スケジュールに制限がある中で一同が尽力したそう。
結果として印象的な明香里と塁の出逢いのシーンが完成。プロデューサー陣はこの窮地において、長年現場を共にし、三木監督のヴィジョンを共有してきたスタッフたちが目標に向かって真っすぐ進んでいく姿に三木組の“無言の結束”を感じたという。「とにかく、監督が一番走っている現場で、結局、楽しそうに走っている監督が、みんな好きなんです」という言葉には、スタッフからの厚い信頼がうかがえる。
そんな“三木組”が結束し作り上げた本作は、目に映るものだけではなく、五感で感じられることを意識したという。三木監督は「お客さんに、視覚以外の情報を意識してもらいたいという想いがありました。もちろん映画は映像を観るものですが、触れたらどう感じるのかなとか、塁ってどういう匂いがするんだろうとか、そういう視覚以外の情報をお客さんに伝達する役割を明香里に担ってもらいました」と語る。続けて「映像の奥にある情報を想像しながら観ることも、映画の楽しみの一つです。雨の匂いや花の香り、塁の汗の匂いも、明香里を通して感じとっていただければと思います」と明香里を通して本作の世界観に触れてもらいたいという思いを明かしていた。(編集部・小山美咲)