『ブラックパンサー』シュリ役女優、チャドウィック不在の続編は「考えたくもない」
先日、主演のチャドウィック・ボーズマンさんが、大腸がんのため亡くなったマーベル映画『ブラックパンサー』(2018)の続編について、妹役を務めたレティーシャ・ライトさんが、NET-A-PORTER.COMに思いを明かした。
【写真】今年2月、元気そうな笑顔を見せていたチャドウィックさん
レティーシャさんは、チャドウィックさんが演じた、ブラックパンサー/ティ・チャラの妹シュリ役で同作に出演。チャドウィックさんとは、カメラの外でも家族同然の絆で結ばれていたといい、続編制作についても「私たちはまだ、喪に服しているところで、それについては考えたくもないんです」と回答。「彼なしでやると思うことは、何だか妙な感じがする。今は悲嘆に暮れていて、そのなかかから光を見出そうとしています」と、今はまだ考える時期ではないとしている。
チャドウィックさんは、現地時間8月28日、4年にわたる闘病の末に43歳で亡くなった。 The Hollywood Reporter に関係者が語ったところでは、チャドウィックさんは死の数か月前から目に見えて痩せ細っていたが、亡くなるおよそ1週間前まで、病に打ち勝ち、来年3月スタート予定だった『ブラックパンサー』続編の撮影に参加することを確信していたという。その思いの一方で病状は急変、今年11月には新作映画の撮影も控えていた。
がん闘病については、『ブラックパンサー』を手掛けたライアン・クーグラー監督さえも知らず、家族やごく一部の関係者のみに明かされていた。マーベルは続編の全米公開日を2022年5月6日としていたが、制作がどうなるのかはまだ判明していない。
Netflixでは、チャドウィックさん最後の出演作となった『マ・レイニーのブラックボトム』を12月18日より配信予定。『アベンジャーズ』シリーズの兄弟監督アンソニー・ルッソ&ジョー・ルッソと共同プロデュースした主演アクションスリラー『21 ブリッジス(原題) / 21 Bridges』は、日本で公開されていない。(編集部・入倉功一)