野田洋次郎『キネマの神様』に出演!
人気ロックバンド・RADWIMPSの野田洋次郎が、山田洋次監督の新作映画『キネマの神様』(2021年全国公開)に出演することが発表された。野田は「物心ついた時からずっと山田監督の映画の世界に触れていた者として、今回いただいたお話はどこか絵空事のようでした」とコメントしている。
本作は原田マハの同名小説が原作。沢田研二と菅田将暉がダブル主演を務め、ギャンブル漬けで借金まみれで妻と娘にも見放されているゴウを沢田、助監督として撮影に明け暮れる若き日のゴウを菅田が演じている。ゴウとともに撮影所で青春を駆け抜け、映画に夢を見た盟友・テラシン役を野田が担当する。
野田は「山田監督の演出は明確で、緻密で、何より映画への愛があふれ出していました」と初参加となった山田組での撮影を振り返る。「もっともっと触れていたいと、監督の話を聞いてみたいと終盤に向かうにつれ名残惜しくなりました。きっとご覧になった誰しもが映画の持つ魔法に心を強く打たれることと思います。『キネマの神様』をどうぞお楽しみに」とメッセージを送っている。
野田はミュージシャンとして活動しながら2015年に公開された映画『トイレのピエタ』では主演を務め、日本アカデミー賞の新人俳優賞、毎日映画コンクールのスポニチグランプリ新人賞を獲得。現在放送中の朝ドラ「エール」にも出演している。菅田との共演は2018年にテレビ朝日で放送されたドラマ「dele」にゲスト出演して以来、約2年半ぶり二度目。(編集部・海江田宗)