芦田愛菜、窪田正孝とのアフレコ収録で「ウルっとなりました」
窪田正孝と芦田愛菜が26日、東京・秋葉原UDXシアターで行われた『映画 えんとつ町のプペル』(12月25日公開)のハロウィンスペシャルイベントに出席し、初顔合わせとなったというアフレコ収録の様子を振り返った。この日は原作者である西野亮廣(キングコング)も姿を見せた。
窪田正孝&芦田愛菜が“夫婦漫才”のようなアフレコを振り返る!イベントの様子【動画】
本作は、煙に覆われた町を舞台に、えんとつ掃除人の少年とゴミから誕生したゴミ人間の冒険を描く劇場版アニメーション。窪田がゴミ人間プペル、芦田が少年ルビッチの声を担当する。
この日のイベントでは、窪田と芦田は声を担当したプペルとルビッチをイメージした衣装で登場。芦田は原作となった絵本について「可愛い絵に引き込まれて、ストーリーも素敵だなって。ルビッチの思いなどを知れば知るほど、お話が好きになりました」とコメント。少年役ということで、最初は構えてしまったそうで「自分より年下の役で、幼くした方がいいのかなと不安もありました」と振り返る。だが、西野たちと話すなかで「そのままでいいよと言っていただいて、そこで安心して演じることができました」と笑顔を見せた。
続けて芦田は「演じていて感情移入して、わたし自身もウルっとなりました。窪田さんの声のおかげで、あまり苦労は感じませんでした」と振り返る。一方の窪田は「二人きりの時は緊張しました。控え室では、初めましてだし、どうしようって」と思ったというが、芦田は「とてもフレンドリーに接してくださいました」と紹介した。
その窪田は収録を振り返って「たった1日でしたが、いい経験でした。夢やなりたい自分を再認識させてもらえるようなストーリーで、プペルは嫌われているのですが、嫌われる側より嫌っている方が実は心が乱れているのかなと思いました。同調圧力というか、人数の多い方に加担する思考は誰にでもありますが、(プペルは)自分の目指したいものを持っている。そういう人には叶わない。カッコいいなと思います」と口にした。
また、映画の内容に絡めて人生を変えた出演作を問われると、窪田は「19歳の時に出演したドラマ『ケータイ捜査官7』です。三池崇史監督との出会いが自分を変えたと思います」とコメント。「ずっと一人でもがいていたのですが、三池さんから一人じゃないということを教えられた。その経験が今に繋がっている気がします」とにっこり。
最後に「夢を信じ続けるために必要なこと」についてコメントを求められた二人。窪田は「夢は生きて動き続ける限り、いつもそこにあり続けるものだと思います。それがやりたいのならやり続けるべき」と語り、芦田も「ルビッチのセリフにもあるのですが、できないと決めつけてしまわないことが大切だと思います」と思いを口にした。(取材・文:名鹿祥史)