伊藤健太郎が主演『十二単衣を着た悪魔』予定通り公開へ
道路交通法違反等の疑いで29日に警視庁に逮捕され、30日に釈放された俳優の伊藤健太郎が主演を務める映画『十二単衣を着た悪魔』が予定通り11月6日に劇場公開されることが決定した。制作・配給を担うキノフィルムズが31日、公式サイトを通じて発表した。
公式サイトでは「逮捕されてからの数日間、事実確認をしながら、関係各所と本作品公開についての協議を重ねて参りましたが、昨日10月30日の夕刻に釈放されたことを受け、予定通り11月6日(金)より全国の劇場にて公開させて頂く運びとなりましたことを、ここにご報告申し上げます」と報告。
続けて同社は「当然、上記決定に対しましては様々なご意見があることと存じますが、釈放後に本作関係者への自筆の謝罪書面を弊方が受け取り、また、報道を受けてなお、公開を望む方々からの多くの声を頂戴したことなども踏まえ、関係各社様のご理解、ご協力を賜り、上記の通り決定をした次第です。監督をはじめとした大勢のスタッフ、キャストが長い時間をかけた創作のご尽力に報いたいという想いも、本決定を後押し致しました。映画は作品を観たいお客様が、自らの判断で選んで鑑賞するメディアであること、そのうえで、『個人の罪と作品は違う』という弊社の見解のもと、本編の再編集は行わずに、そのままの内容で上映をさせて頂きます」と経緯を発表。
「最後になりましたが、予定通りの期日で上映を決定して頂いた各劇場様には大変感謝しております。この場を借りて心より御礼を申し上げます。ご理解、ご協力を賜り、誠に有難うございました」と結んだ。
なお、本作には9月に大麻取締法違反の容疑で逮捕された伊勢谷友介が出演しており、本編の再編集は行わずに上映することを発表していた。
また、伊藤の出演作は映画『とんかつDJアゲ太郎』が30日に予定通り公開となった。(山田貴子)