森川葵&松井玲奈&百田夏菜子「おジャ魔女」新作の台湾公開を喜ぶ
第33回東京国際映画祭
森川葵、松井玲奈、百田夏菜子が3日、EX THEATER ROPPONGI で行われた第33回東京国際映画祭特別招待作品『魔女見習いをさがして』舞台あいさつに佐藤順一監督、鎌谷悠監督とともに登壇し、台湾で公開されることについて、感激の表情を見せていた。
本作はアニメ「おジャ魔女どれみ」シリーズ放送20周年を記念し、シリーズのスタッフが集結した新作アニメーション。3人のヒロインたちが「おジャ魔女どれみ」をきっかけに知り合い、旅に出るさまを描き出す。映画上映後は会場から拍手が巻き起こるなど、熱気あふれる観客の前に立った森川は「こんなにたくさんの方に観ていただけて。本当にうれしいです。いまは無観客の舞台あいさつも多いですが、やはりみなさんの顔を見て、拍手をいただきながら、こうやってごあいさつをさせていただけるのは本当にうれしくてありがたいことだなと思っております」と喜んだ。
続く松井も「このステージからみなさんの反応を見ていると、ハンカチで涙をぬぐっている方もいらっしゃって。わたしたちおジャ魔女世代が心をグッとつかまれて、映画に臨んだ気持ちが、お客さまにも届いたのかなと思ってとてもうれしく思います」と笑顔。さらに百田も「最近はお客さんとお会いできる機会がなかなかないので。こうやってたくさんのみなさんの反応、いま、舞台裏で拍手を聞いて感動していました。この作品を皆さんに届けられる日を楽しみにしてました」と晴れやかにあいさつした。
本作は制作の都合により5月15日の公開日が延期。このたび、公開初日が11月13日に決定し、さらには台湾で公開されることも決定した。「一時は公開が延期となって。いつお届けできるのかと思っていました」と語る森川は、「劇場に行くのが怖いという人が多いなかで公開しても、みんな来てくれるのかなと思っていましたけれど、みなさんの顔を見ていたら全然大丈夫だなと思いました。台湾でも上映が決まって、世界中で愛されているんだな、ようやくお届けできるんだなと実感できて、うれしいです」としみじみ。
百田は、「わたしは台湾でライブをさせていただいたことがあって。そのときも台湾の方が喜んでくれたので、この作品も楽しみにしてくれているのかなと思ったらワクワクしますし。この映画で描かれている主人公3人の悩みは世界共通だと思うので。そういう意味で、楽しんでいただけるのかなと思います」と続けた。
オリジナルシリーズの演出・監督を担当してきた佐藤監督は「『おジャ魔女どれみ』はもともと子どもたちに楽しんでもらおうと思って作ったテレビ用アニメですが、20年たって、当時観てくださった方と作り、演じてもらって、観てもらって。今回、映画として扱ってもらえることに、成長したなというか、感慨深いものがありますね。あれから20年たちましたけど、同じように映画を観ていただいて、楽しんでもらえたらうれしいなと思います」と語ると、鎌谷監督も「去年の東京国際映画祭で登壇した時は、コンテをつなげた状態だったんですが、今年はこうやって完成した作品をお届けできることができて。うれしく思います」とそれぞれ感慨深い表情だった。(取材・文:壬生智裕)
第33回東京国際映画祭は11月9日まで六本木ヒルズほかにて開催
『魔女見習いをさがして』は11月13日より全国公開