白濱亜嵐の“イケメン対応”に監督も思わず嫉妬!?
第33回東京国際映画祭
白濱亜嵐(GENERATIONS from EXILE TRIBE)が5日、EXシアター六本木で行われた第33回東京国際映画祭の特別招待部門正式出品作品『10万分の1』のワールドプレミアに三木康一郎監督とともに出席。三木監督は白濱の撮影現場でのイケメンすぎる対応を紹介しつつ、嫉妬心を見せて客席を沸かせた。この日は、白濱とともに主演を務めた平祐奈も姿を見せた。
宮坂香帆のコミックを『覆面系ノイズ』『旅猫リポート』などの三木監督が実写映画化した本作。ALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症した女子高校生の莉乃(平)と、剣道部に所属する蓮(白濱)の切ない恋模様が描かれる。東京国際映画祭へは初参加となる白濱は「映画祭にはなかなか登壇することがないのですごく貴重です」としみじみ語り、2階席まで観客で埋まった会場を見渡して「いまエンターテインメントはとてもやりづらい状況ですが、徐々に前に日常が戻りつつあるのかなと思います」と感想を述べた。
本作で白濱が演じるのは、難病を宣告された恋人と真摯に向き合い、純粋な気持ちで支えようとする男子高校生。白濱は「原作や台本を読ませていただき、白濱亜嵐だったらどうするのだろうと自分に置き換えて役づくりをしました」とアプローチ方法を語り、相手を見守る目線の優しさを大切にしたことを明かす。そんな白濱について平は「普段の白濱さんも、漣のような真っすぐな人でした」と印象を述べ、撮影現場でも周囲を和ませながら信頼できる対応をしてくれたことに感謝した。
三木監督も白濱に対して「イケメンな対応なんですよ。男前なことがサラっとできてしまう。いい男すぎて、撮影中は毎回イラっとしていました」と嫉妬心あふれる発言で客席を笑わせつつ、最後は「生きていると、苦しくて辛いことがある日突然やってくる。こうしたいまの世の中も、突然起こったことだと思うのですが、この映画には若くて経験のない二人がどうやって困難に立ち向かっていくのかが描かれています。作品を観て、前を向いて歩いていけるような感覚になってもらえたら嬉しいです」と真剣な眼差しでメッセージを伝えた。(磯部正和)
映画『10万分の1』は11月27日より全国公開