プリズン・ブレイク主演俳優、シリーズからの離脱を発表「ストレートの役を演じたくない」
海外ドラマ「プリズン・ブレイク」の主人公マイケル・スコフィールド役で知られるウェントワース・ミラー(48)が、同シリーズからの離脱をInstagramで発表した。
無実の罪で死刑判決を受けた兄リンカーンを救うため、刑務所に潜り込んだマイケルが大胆な脱獄計画を遂行する姿を描いて人気を博した「プリズン・ブレイク」。2005年から2009年まで4シーズンが放送されたほか、2017年には電撃復活を遂げてシーズン5が放送され、シーズン6の制作についてもうわさされていた。
2013年にゲイであることをカミングアウトしているウェントワースは今回、そのことを理由にInstagramで攻撃をしてくる人々を非難。自分自身はそんな嫌がらせには屈しないとしながらも、彼のInstagramを訪れたカミングアウトを考えているLGBTQの子供たちが心ない言葉を目にすることを心配しているといい、「プリズン・ブレイク」からの離脱を発表することで自身の姿勢を明確にした。
ウェントワースは「わたしは『プリズン・ブレイク』から正式に抜けました」「わたしはもうストレートのキャラクターたちは演じたくないのです。彼らのストーリーはもう十分なほど語られました。ですから、マイケルはもう演じません。もしあなたが番組のファンで新たなシーズンを望んでいたとしたら……あなたの失望は理解できます。ごめんなさい」と発表。彼をサポートしてくれているファンたちへの感謝の思いもつづっている。
兄リンカーン役のドミニク・パーセルは「何て楽しい冒険だったんだろう。君の判断を完全にサポートするし、理解している。君自身の健康、そして真実のため、この判断を下したことをうれしく思う。投稿を続けてくれ。愛しているよ、兄弟」とウェントワースの決断を支持している。(朝倉健人)