綾野剛、撮影現場で北川景子から観察される
俳優の綾野剛が14日、丸の内ピカデリーにて行われた映画『ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-』(公開中)の公開記念舞台あいさつに北川景子と出席。メガホンをとった深川栄洋監督から抜群のコンビぶりを絶賛された綾野は、「景子ちゃんにずっと見られて盗撮されているような感じでした」と撮影現場で北川が自分を観察していたと告白した。
本作は、「さよならドビュッシー」などで知られる作家・中山七里の小説を『神様のカルテ』の深川監督が映画化したクライムサスペンス。連続不審死事件を追う犬養隼人(綾野)と高千穂明日香(北川)の刑事コンビと、犯人の攻防を描く。
綾野、北川と撮影を共にした深川監督は「お互いのことをよく理解している」と二人の絆の深さに言及すると、綾野は「今回2度目の共演なのですが、とにかく波長が合う。一緒にいて楽なんです」と北川を称賛する。
北川も「相棒とか女房という感じでバディを組んでいました」と撮影に臨む心持ちを明かすと、「ずっと剛くんを観察していて『剛くんがこういうお芝居をするなら、わたしは引こう』とかバランスを考えていました」と撮影現場でのスタイルを述べる。綾野自身も北川の視線は感じていたようで、「景子ちゃんがずっと見ているのはわかっていましたし、なんか盗撮されているような感じでした」とおどけた。
綾野演じる犬養と北川ふんする高千穂は、警視庁捜査一課のナンバー1コンビ。前回のイベントでコンビ度を測るクイズが出された際は、60%という結果だったが、この日はそのリベンジを果たすべく、再度クイズに挑戦。見事全問正解し、相性100%という結果になると、綾野と北川は大喜び。会場からも大きな拍手が巻き起こった。
終始楽しい雰囲気のなか進んでいった舞台あいさつ。綾野は「すごく楽しかったです」と満面の笑みを浮かべると「皆さんの協力のおかげでこの場に立たせていただけました。こういった時間が、これからも続いていけばいいなと心から思います」と強い視線で語り、「また必ず会いましょう」と客席に熱い思いを届けた。(磯部正和)